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【大相撲】

<番記者メモ>安美錦の人並み外れたバランス感覚を波の上で見た

2019年7月17日 紙面から

太平洋の荒れ狂う?波とがっぷり四つ。見事なライディングを見せる闘牙(左)と安美錦=千葉県飯岡町で(福永忠敬撮影)

写真

 ここに1枚の写真がある。今から16年前の2003年秋場所後。24歳の安美錦関がサーフィンを楽しむ姿だ。闘牙関(現千田川親方)に声をかけてもらい、お相撲さんがサーフィンするとは面白いなと、2人に千葉・九十九里まで同行させてもらった。

 当時の安美錦関は体重120キロちょっと。スラリとした体にウエットスーツがよく似合っていたのを覚えている。

 すでに技能賞を2度獲得し人気力士となっていたが、サーフィンをするのはこの時が2回目。そう簡単に乗れるものではないよ、と教えていたサーファーの方が話していた。

 ところが、あっという間に乗りこなしてしまった。巧みにボードを操ると、「立つ瞬間が面白いね。はまりそう」とニヤリ。この人並み外れたバランス感覚が、技能相撲にひと役買っていたのは間違いない。 (岸本隆)

 

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