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棚田のアイガモ 子どもたちが無農薬農法学ぶ

稲の間で雑草をついばむアイガモを観察する子どもたち=湖西市のおちばの里親水公園で

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 体験で学ぶ「今川こども自然クラブ」が田植えをした湖西市大知波のおちばの里親水公園「不動谷の森」の棚田が今年からアイガモ農法に挑戦している。13日のクラブの活動では、子ども16人がアイガモの様子を観察し、農法の意味などを学んだ。

 クラブは里山の自然保護に取り組む「湖西フロンティア倶楽部」が実施。毎年、無農薬の稲作に取り組む。アイガモが雑草や虫を食べるほか、田の中を歩いて土をかくはんすることで土地が肥え収穫量が増えることを期待し、導入した。

 子どもたちは、約三アールの棚田で放し飼いにされているアイガモの幼鳥七羽を観察。指導者からアヒルとカモを品種改良した鳥で自然に放してはいけない、草取りなど人の仕事を担ってくれる、最後には肉を食べる-などの説明を聞いた。「かわいい」や「かわいそう」の声が上がったが、「ありがたい、だね」と言う男子もいた。

竹炭作りも体験=湖西市のおちばの里親水公園で

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 岡崎小五年の吉田となとさんは「教科書で習ったことがあるけれど見るのは初めて。かわいくてえらいなと思った。稲刈りがより楽しみになった」と話した。九月に稲刈りをする予定。

 この日は、知波田小学校六年生が管理する同小のビオトープの水質浄化に使う竹炭作りも体験した。

(野村由美子)

 

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