第十一話:暗殺者は裁判に挑む
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数日の旅路を終えて、王都にたどり着いた。
すっかり、買収された監視役は俺のポチになっており、俺にとって都合のいい情報を流してくれている。
『一切異常はなかった、抵抗らしい抵抗はせずに消沈している。私物は没収済』。
というようなことを伝えさせた。
今回は洗脳に使ったが、薬は便利だ。この世界では魔力を餌に育つことで薬効が高まる植物が存在し、転生前のものに比べて非常に強力なものが作れてしまう。
こうして、自分が使う分にはいいのだが、逆に使われる危険性があるということは留意しておきたい。
薬で財をなしている貴族も存在している。
俺には前世で培った知識と技術、医術の名家であるがゆえにトウアハーデにも薬の知識が蓄積しているが、薬に特化した貴族には敵わないだろう。
俺のもっている薬よりも凶悪なものを作れても何の不思議もないのだ。
「……まあ、王都についてもこういう扱いになるよな」
王都では地下牢に監禁されており、そのせいか独り言が多くなる。
容疑者というだけでこれはやりすぎであり、カロナライ侯爵が手を回しているからこその特別待遇。
彼の計画では、徹底的に俺の目と耳を塞ぎ、こちらがわけもわかるぬまま罪を着せて、裁判では勢いで押し切るというもの。
こういう抜け目がないところは評価できる。
当然のように食事も出されないので、タルトに渡されたパンの残りを食べていた。
事前情報の通り、明日には裁判が開かれる。
さてと、そろそろポチが見張り役になる時間帯だ。この時間であれば自由に抜け出せるし、牢屋が空だろうと騒がれることもない。
少し抜け出すとしようか。
明日の裁判に向けて、最後の武器を手に入れるのだ。
◇
翌日、王都に用意されている裁判所にて、俺の裁判が始まる。。
裁判は公開されており、貴族、あるいは王都の居住資格があるものは傍聴席からそれを眺めることが可能。
元々は非公開だったのだが、冤罪が多発しすぎて聴衆を抑止力にするために導入された。あまりに理不尽な裁判をすると、いろいろと問題が出るため、裁判長も告発者も無茶はできない。
聖騎士であり、すでに魔族を二体も倒した俺の裁判は注目度は非常に高く満席になっている。
……そして、どこから聞きつけたのか、当然のようにネヴァンがいて微笑みながらこちらを見ている。
『心配しているわけではないようだな。俺ならどうにでもすると信頼しているのか。普通なら、ここに立たされた時点で終わっているんだがな』
この国における裁判というのは、ほとんど出来レース。
正しく言うのなら、ほぼ確実にクロだという証拠があると裁判所が判断しないと、裁判自体が開かれない。
つまり、裁判が開かれた時点で罪は確定していると考えられている。
だいたいやることと言えば、この裁判の開催を主張した側の証拠を読み上げ、容疑者に突きつけて、罪を認めろと告げること。
そこで罪を認めれば晴れて罪人。認めなくとも裁判長がその証拠を妥当と判断すれば罪人として扱われる。
クロナライ侯爵本人が告発者として壇上に立ち、よどみなくでっち上げた資料を読み上げていく。
でっぷりした体に欲の突っ張った顔と居丈高な物腰、なんというか、あまりにもステレオタイプな悪徳貴族で笑えてくる。
俺はとくに何も口を挟まないで相手の話が終わるのを待つ。
「以上のことから、ルーグ・トウアハーデは聖騎士に与えられた特権を悪用し、トウアハーデ男爵家と確執があったマーレントット伯爵を意図的に殺害したことは明白です。この国の平穏を守るために与えられた特権を私欲に使うなど言語道断。どうか、厳罰を!」
だいたい向こうの主張はこちらが事前に掴んでいた通り。
何一つ目新しい情報がない。
「被告人、弁論は」
「俺はマーレントット伯爵を殺した覚えはないし、トウアハーデとの確執なんてものも存在しない。すべてでっち上げだ。そちらが出した証拠は調べれば必ずボロがでるはずだ」
「見苦しいぞ、ルーグ・トウアハーデ。こちらには証人もいる。たまたま、ジョンブルにいたフラントルード伯爵がすべてを見ていたのですよ。彼をここに呼んでいます。裁判長、彼に証言をさせる許可を」
「よろしい、証人の発言を許可しましょう」
裁判長が許可を出すと、フラントルード伯爵が壇上に現れた。
俺がわざわざ女装までして味方に引き入れた男だ。
「ジョンブルが魔族に襲撃された日、私もそこにいました。そして、たまたま聖騎士ルーグ・トウアハーデの戦いを目にしたのです。強力な魔物を苦にせず、魔族を追い詰める姿は、神々しく見惚れてしまいました。それは、まるでお伽噺に出てくる伝説の騎士のようで、命の危険があるにも関わらず、私の足はその場に釘付けとなった」
ほう、驚いた。
この口ぶりに嘘はない。戦いを見ていたということろまでは本当のようだ。
「そして、戦いの最中、ふと彼は何かに気付き、魔物から意識を逸したのです。そこには、マーレントット伯爵がいました。戦いの余波で足をやられて、座り込んでおり、そんな彼を見て、ルーグ・トウアハーデは笑い、瓦礫を蹴り飛ばしました。その瓦礫はマーレントット伯爵の頭に突き刺さり、絶命した。間違いなく、あれはわざとです」
彼の言葉を聞き、見学に来ていた聴衆がざわつき始める。
『まさか』
『聖騎士がそんなことをするなんて』
『でも、聖騎士といえど、所詮は男爵家の出』
などなど、賑やかなことだ。
「静粛に!」
裁判長がガベルを鳴らし、カンカンと音が鳴り響き、静寂が戻る。
「フラントルード伯爵、それは間違いないのですか?」
「はい、間違いないです」
彼が言い切ったところで、カロナライ侯爵が薄ら笑いを浮かべた。
これで決まったと思っているのだろう。
だが、それは甘すぎる。
彼は俺を嵌めることに夢中で、自分が嵌められることを考えていない。
フラントルード伯爵の言葉には続きがあるのだ。
「間違いなく、カロナライ侯爵にそう言えと脅されて私はここにいます。私は彼に弱みを握られ、聖騎士様に罪を被せるためここに来ました。このようなことをさせるのだから、私の証言以外に用意した証拠もでっちあげでしょう。裁判長、私がここに来たのは聖騎士殿に罪をかぶせるためではなく、私を脅し、偽の証言をさせようとしたカロナライ侯爵を告発するためです!」
さっきまで薄ら笑いを浮かべていたカロナライ侯爵が青ざめる。
聴衆のざわめきは、さきほど以上に大ききなる。
カロナライ侯爵はフラントルード伯爵の裏切りをまったく想像していなかったようだ。
想定が甘い。事実、俺なんかはこの場でフラントルード伯爵が裏切ることをも想定し、その際のプランを用意してある。
暗殺などが計画通りに進まないことは多々ある。そのときに第二、第三の計画を用意しておくのがプロ。
自身の思う通りに全てが進むなんて思っているのはアマチュアの思考だ。
「貴様、気でも狂ったのか!」
「気が狂ったのはどっちですか!? この国、いや、この世界を守るために命がけで戦っている聖騎士様を、己の醜い嫉妬で陥れようとしているなんて。俺にはそんなことできない! 無理やり渡された金は返す。脅したければ脅すといい。俺は、俺の正義に従い、この国のためにふざけた茶番をぶち壊すと決めたのです!」
内心で拍手を送る。
迫真の演技だ。
完全に聴衆を味方につけた。台本を書いたのは俺だが、役者がいいおかげでより心に響いた。
報酬に色をつけてやろう。
「裁判長、この証人は気を病んでいるようです。こちらの証人は無効とさせてください」
「いえ、どうも私には彼が嘘をついているようには見えません。もし、彼の言ったことが事実なら、カロナライ侯爵、あなたは告発者としてではなく、被告としてここに立つことになりますよ」
「ありえません、天地神明に近い、私はそのようなことはしておりませぬ」
よく言う。
だが、あがいたところでもう無駄だ。
流れはこちらに傾いている。トドメを指すとしよう。
「裁判長、俺からも反論を。本件についての資料を準備してあります。カロナライ侯爵が不当に私を貶めようとした証拠を記しましたので。まずは概要を纏めたものを御覧ください」
俺が集めた証拠の量は膨大で、すべてに目を通すのは非常に時間がかかる。
だから、短くまとめた概要書を作り、そしてその補足資料を詳細にまとめたものを別に作った。
裁判長の指示で彼の補佐が俺から資料を受け取り、彼の元へ運ぶ。
カロナライ侯爵がありえないと表情で語っている。
なにせ、俺の私物は全部没収するよう指示を出しており、こんな資料があれば握りつぶす計画だ。
そもそも俺は何も知らずにここへ連れてこられたはずで、対策をする時間なんてなかったと思っている。
「なんと、マーレントット伯爵が殺害されたのはジョンブルではなく、この王都であり、その死体を運ぶ手はずをカロナライ侯爵が行ったと。それだけでなく、トウアハーデとマーレントット伯爵との確執はでっち上げであり、むしろカロナライ侯爵こそがマーレントット伯爵と敵対している……興味深い資料ですね」
「そんなものでっち上げだ!」
「かもしれません。ですが、この資料の説得力はあなたの用意したものより数段上です。それに、この資料があれば私どもでも裏付けはとれるでしょう。少なくとも、この場でルーグ・トウアハーデを断罪することはありえません。なにせ、あなたの用意した証人のみが殺害現場を見た目撃者だった。その彼が前言撤回をした以上、誰一人、ジョンブルでマーレントット伯爵が殺されたところを見た者はいない」
「それは、ですが、状況証拠があります!」
「その状況証拠は、ルーグ・トウアハーデよりもカロナライ侯爵こそが怪しいと囁いているのです。カロナライ侯爵、万が一、ルーグ・トウアハーデが用意した資料が正しいと裏付けがとれた場合、どうなるかわかっているでしょうね?」
裁判における偽証は極めて思い罪だ。
その罪単体で、家の取り潰しは決まるし、貴族ならではの国益に繋がる非人道的な奉仕活動も矯正されることになる。あれはきつい。
ましてや、国を救う使命を帯びた聖騎士を私怨で妨害したのだから罪は割増。
そこに貴族殺しの罪も加わるのだ。カロナライ侯爵は破滅だろう。
「私は無実だ! 誉れ高きカロナライ侯爵家の当主である私よりも、たかが男爵の、そんなガキを信じるというのか!」
底が浅い。
今の発言だけで、俺への敵愾心、個人的な感情が透けてみえてしまった
それは心証を悪くし、聴衆をも敵に回す。……こいつなら濡れ衣を着せかねない。そう思わせるのに十分。
裁判長も同じように感じたのか目を細めた。
「ええ、どちらを信じるかと聞かれれば彼でしょうね。彼は命をかけて二度も魔族を退けた。実績だけで言えば、勇者をも超えるこの国の希望なのですから。……結論は出ました。ルーグ・トウアハーデは無罪。そして、彼からもたらされた資料を元にカロナライ侯爵を調査し、状況次第ではカロラナイ侯爵を告発する裁判を行います。また、カロナライ侯爵においては保身に走り証拠隠滅・逃亡の恐れが高いため、裁判長権限で調査が終わるまでの拘束を命じます」
裁判長の後ろにある扉が開き、騎士たちが現れて、カロナライ侯爵を拘束する。
「ふざけるな、私は、侯爵だ、カロナライなんだ、なんで、私の命令が聞けない、私は、私は」
連行される際に、俺の隣を通っていく。
そのタイミングで風の魔法を使う。
音を風に乗せて運ぶ魔法。これを使えば、声を届かせたい相手だけに声を届かせることができる。
『この件だけで済むと思うな。おまえの留守中、屋敷を荒させてもらった。ずいぶんあくどいことをやっているようじゃないか。そいつを表に引きずり出して、完全に息の根を止めてやる。おまえだけじゃなく、お仲間もな。俺に手を出したことを一生牢の中で悔やむといい』
風に乗せたのは声だけじゃなく、殺意もだ。
俺は声に感情を含ませる技術に長けている。
カロナライ侯爵のずぼんにシミができる。
聴衆の誰かがそれに気づき、ぼそぼそと話しが広がり、ついにはそれを指差して、爆笑の渦が広がる。
カロナライ侯爵の顔が赤く染まり、恥辱に震える。
プライドが高い彼にとって、これ以上の屈辱はない。
生意気な男爵の倅を痛めつけて溜飲を下げるつもりで、自らが破滅するなんて救えない。
「ルーグ・トウアハーデ、この度は申し訳ございませんでした。改めて、そちらの資料の裏付けが取り次第、規定に従い、カロナライ侯爵の私財を接収したのち、賠償金を支払います」
「いえ、こちらの言い分を信じていただき感謝します」
冷静な裁判長で良かった。
一番、俺が恐れていたのは裁判長そのものが買収されているケース。
その手を使われていたら厳しい戦いになっていただろう。
ただ、その可能性は限りなく低いと考えていた。なにせ、話を持ちかけた瞬間に重罪となる。
あまりにもリスクが高い一手。
……ただ、もし俺がカロナライ侯爵と同じように誰かを嵌めるなら、そこまでする。
ありとあらゆる説得手段を持ってすれば難しいが可能だ。
結局のところ、奴の敗因は行動すべてが小悪党の域をでなかったこと。
俺に喧嘩を売るには覚悟が足りなすぎた。
『さてと、土産も手に入ったし、ちょっと遊んでみるか』
昨日、監獄を抜け出したのは奴の屋敷に忍び寄り、やつを破滅させうる弱みを見つけ、保険にするためだった。
たとえ裁判に負けそうになっていたとしても引き伸ばすだけ引き伸ばして、やつを脅して裁判そのものを撤回させられるような切り札を手に入れてある。
ついでに今回の慰謝料も頂いている。
フラントルード伯爵から美術品をだまし取ったように、奴は目利きができ、悪どい手段で貴重な品々を集めていることは知っていた。面白いものがあると期待して、奴の屋敷を漁ってみたのだ。
その読みは当たりだった。こちらの情報網にすら引っかからない神器が存在していた。
これで手元にある神器は二つ目。【鶴皮の袋】だけだと解明しきれなかった仕組みも解き明かしていけるだろうし、それそのものの性能にも期待できる。
これだけのものが手に入ったことを考えれば、ここ数日強いられた手間暇も割に合う。
だから、広い心で奴のことは許してやろう。
俺はこれ以上、奴に関わるつもりはない。
もっとも、もはや俺が手を出すまでもなく法によって奴は裁かれる。
彼は己の罪を、正しく償いやり直すことを祈っておこう。……罪を償う前に、寿命が尽きるか自殺するほうが早いだろうが、それは俺の知ったことじゃない。
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