障碍児を取り巻く悲しい現実
秋ですからハロィーンに向けてパンプキンタルト。
まあ、ちょっとした目の楽しみですが。
障碍児って、やっぱり社会に出ていくことが難しい。
それは本人が社会に適応するのが難しいことも、もちろんあるのだけど、
社会が障碍児を受け入れてくれないところも大きいと思う。
私の息子も、障害があり、それでも何か仕事をでしたいと思っているので、
私は彼のために何かしてあげたいと、いろいろ探している。
企業は障碍者をある一定の割合で雇わなければいけないということになっている。
今度の法律では50人以上の会社で2パーセントを雇うことになっている。
でも、そんな会社あまりない。
障碍者の多くは福祉施設か、福祉作業所に通っている。
そこしか行くところがないから、という人も多い。
中にはそれほど重度の障害ではなく
一般の企業でも仕事のできそうな人もいるのだけど、
就職口が少ない。
私の友人に、息子のために、将来息子と一緒にできる仕事をと思って、
事業を起こした人がいる。
すごいことだと思った。
感動し、感心し、驚嘆し、そして同感した。
私も息子のために何かできないかと思った。
そしてカフェはまなしhttp://hamanasi.net/を始めた。
これが大きくなって、将来キッチンでの仕事が増えてくれば、
人と対面しての仕事が苦手な息子に、
仕事を提供できるのではと思ったからだ。
友人がやっている。
私もと思った。
そして友人の会社が倒産したと聞いた。
数千万円の借金も背負ったという。
そう、必ずしも事業は成功するわけじゃない。
友人夫婦は贅沢をとか、
無駄金を使うような人ではなく
堅実な人たちだ。
それでも、リーマンショックから立ち直れず、
倒産の憂き目にあってしまった。
哀しい現実がここにある。
理想だけでは済まない現実。
素晴らしい情熱を捧げて、友人夫婦は息子のために頑張った。
頭が下がる。
でも、倒産は倒産だ。
今彼らは必死になって働いて借金を返している。
それにも頭が下がる。
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