氷浦朱鷺の不都合な世界

パチンコが嫌いです。
うるさい音と、たばこのにおい、人の喧騒、
すべてが嫌ですが、それ以上に嫌なのが、
先日あったような事件。
母親がパチンコをしている間に子供が死亡。

車中に置き去りにされた子供が熱中症になったり、
パチンコにお金をつぎ込んで、一家離散になったり、
一家心中になったりと、
哀しい事件が枚挙にいとまがありません。

だから嫌いです。
嫌いなのに、私はかつて、アニメーターとして、
パチンコ業界に加担していたんです。

パチンコ台や、パチスロ台の中にはめ込まれている画像を作っていました。

私は結構凝り性で、その上、几帳面で、まじめな性格なんです。
あるお仕事をして、認められて、
それからパチンコの仕事が来ました。

来たからには頑張ってお仕事して、
さらに認められて、大きなお仕事を任されて、

気が付いたら、私の収入の半分以上がパチンコがらみのお仕事だったのです。

これは関係ないだろうと思って取ったテレビのお仕事さえも、
回りまわってパチンコに使われていました。

別にパチンコ業界の人間ではないのだけど、
パチンコの集客のために自分の絵を使われている。
その事実が重くのしかかってきています。

パチンコなんかなくなればいいのに。

子供をほったらかしにして死なせる事件も、
借金苦で自殺する人も、
一家離散になることも、
もっともっと減ると思うのです。

私はパチンコが嫌いです。