獄窓記、読破
獄窓記を読み終わりました。
山本譲二さんの本で、以前、累犯障害者という本を読んでから、
気になっていた本です。
近くの本屋さんにはなかったので、
ネットで取り寄せました。
刑務所にいる多くの障害者について、
そしてそこを出所した障碍者についての記述が、
あまりにも衝撃的で、
その中で知的障害者が、その障碍ゆえに、
犯行を起こしてしまい、
と言ってもその犯行が、
単にお腹がすいたから、お店のものを食べてしまった、
程度の犯行で、懲役刑を受けてしまったというもの。
それだけのことで、一年二年と刑務所に入る。
そして出ても、身元引き受けをしてくれる人がいないので、
浮浪者のように町を徘徊し、
お腹がすいたから、物を盗んでまたつかまって、
刑務所に戻っていく。
生涯の多くの時間を刑務所で過ごす障害者たち。
息子が障害を持っています。
知的障害と、自閉症です。
今のところ、彼は悪いことはしてはいけないとわかっています。
でも、何かの犯罪に巻き込まれても、
冤罪になっても、
それを申し開きして、無罪を主張できるだけの知力はないのです。
そこが怖い。
私が生きていて、
弁護ができるのであればいいのですが、
私だってそのうち死んでしまいます。
その時、彼を守ってくれる人がいるのでしょうか。
できれば彼を守ってくれるような会社を作りたい。
知り合いに、そのためには社団法人化、財団法人を作ればいいと言われました。
合資会社でも、株式会社でもいいので、
何かの法人格を取った方がいいとも教えてもらいました。
このネットショップがうまくいけば、
会社法人にして、息子を会社役員にして、
会社に息子を守ってもらえるのでは、
そんなことを考えています。
でも、それよりも何よりも、なぜ障碍者が
心神耗弱とか、判断能力の欠如とか、
そういった情状酌量がなされないのでしょうか。
司法と厚生労働省があまりにも乖離しているのも、
どう考えてもおかしな話です。
障碍者一人を刑務所で収監しているより、
障害者年金を出して、
障害者施設でサポートしてもらった方が、
かかる費用は少ないのでは。
そんなこんな、考えさせる本でした。
山本譲二さんの本で、以前、累犯障害者という本を読んでから、
気になっていた本です。
近くの本屋さんにはなかったので、
ネットで取り寄せました。
刑務所にいる多くの障害者について、
そしてそこを出所した障碍者についての記述が、
あまりにも衝撃的で、
その中で知的障害者が、その障碍ゆえに、
犯行を起こしてしまい、
と言ってもその犯行が、
単にお腹がすいたから、お店のものを食べてしまった、
程度の犯行で、懲役刑を受けてしまったというもの。
それだけのことで、一年二年と刑務所に入る。
そして出ても、身元引き受けをしてくれる人がいないので、
浮浪者のように町を徘徊し、
お腹がすいたから、物を盗んでまたつかまって、
刑務所に戻っていく。
生涯の多くの時間を刑務所で過ごす障害者たち。
息子が障害を持っています。
知的障害と、自閉症です。
今のところ、彼は悪いことはしてはいけないとわかっています。
でも、何かの犯罪に巻き込まれても、
冤罪になっても、
それを申し開きして、無罪を主張できるだけの知力はないのです。
そこが怖い。
私が生きていて、
弁護ができるのであればいいのですが、
私だってそのうち死んでしまいます。
その時、彼を守ってくれる人がいるのでしょうか。
できれば彼を守ってくれるような会社を作りたい。
知り合いに、そのためには社団法人化、財団法人を作ればいいと言われました。
合資会社でも、株式会社でもいいので、
何かの法人格を取った方がいいとも教えてもらいました。
このネットショップがうまくいけば、
会社法人にして、息子を会社役員にして、
会社に息子を守ってもらえるのでは、
そんなことを考えています。
でも、それよりも何よりも、なぜ障碍者が
心神耗弱とか、判断能力の欠如とか、
そういった情状酌量がなされないのでしょうか。
司法と厚生労働省があまりにも乖離しているのも、
どう考えてもおかしな話です。
障碍者一人を刑務所で収監しているより、
障害者年金を出して、
障害者施設でサポートしてもらった方が、
かかる費用は少ないのでは。
そんなこんな、考えさせる本でした。
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