氷浦朱鷺の不都合な世界

アニメーターとしての私なんですね、やっぱり。

アニメを休業してカフェを始め、
ネットショップを開いて、いろいろしてきた。
その間、ツイッターやフェイスブックで、
店の宣伝をかなり頻繁にしてきたが、
そこそこの反響しかない。
それなりにお客様もついてくださったし、
ネットショップもリピーターさんがいるので、
ほっとしているのだが、私にカフェやお菓子屋さんのブランドはない。
一からの出発ではなかなか評判を得るのは難しい。

眼が治ったので、そして周りから頑張って復帰したらと言ってもらえたので、
復帰しますとツイッターでつぶやいたら、
途端に反響があって、仕事も来た。
私のようなヘタレポンコツのアニメーターにそんな反響が来ること自体、
びっくりなのだが、それは多分、アニメというブランドのお蔭だ。
私が何かということではなくて、
アニメーターというブランド、
私が今までにしてきた、名探偵コナンとか、とっとこハム太郎、
テニスの王子様、などなどのブランドがそうさせているのだろう。
そのブランドの中にいる数十年の歳月のお蔭で、
私というアニメーターに仕事が来ているのだと思う。
ありがたいことと感謝でいっぱいだ。
いかにアニメというブランドに守られてきたのか、
まるで幼い子供の様に、その中でぬくぬくと生きてきたかが、
カフェを始めて身に沁みる。
結局、私は絵描きで、アニメーターなんだなと再認識した今日この頃です。

というわけで、アニメーターとして復帰しました。
しばらくはカフェとアニメ、
二足のわらじを履いていきます。