【高校野球】中京大中京、復刻ユニホームで大勝発進 伝統の立て襟に大きな声援2019年7月16日 紙面から
愛知では、シード校の中京大中京が名東に11-1で5回コールド勝利。同じくシード校の愛知黎明、中部大春日丘は初戦で敗れた。三重ではいなべ総合、岐阜では中京学院大中京、岐阜第一が初戦突破。富山では、富山第一が富山商との注目対決を制し、3回戦に進んだ。 ◇愛知大会 中京大中京11-1名東伝統の新ユニホームで好発進した。23年ぶりに立て襟のユニホームに戻した中京大中京が、11安打11得点で初戦を突破した。1回に5点を先制し、その後も着実に加点。最終回となった5回は、注目の2年生3番・中山礼都遊撃手の適時打でコールド勝利を決めた。 高橋源一郎監督(39)は「やりやすい。声援もいつもより大きく感じた」とユニホーム効果を実感した。開幕前の関西(岡山)、愛知黎明との練習試合で着用し、公式戦では初お披露目。トリコロール色の3本線が目を引いた前ユニホームで昨夏を経験している中山も「メッシュ素材なので涼しい。OBに応援されるチームになりたい」と原点回帰を歓迎した。 14日の予定だった試合が、降雨のためこの日に順延となった。前日は社会人の室内練習場を借りて打ち込み調整。この日もグラウンド整備のために50分近く遅れての開始となったが、全く問題なかった。2安打2打点の中山は「オンオフの切り替えができていた。気持ちの持っていき方は良かった」と胸を張る。 センバツ優勝の東邦が2回戦で姿を消した。春季県大会準優勝の愛知黎明もコールドで敗れるなど愛知大会は波乱含み。「相手も必死。何が起こるか分からない」と高橋監督。中山も「夏の怖さ。ウチは全員野球で勝ち抜きたい」と話す。コールド発進にも、気の緩みはない。 (麻生和男) ◇愛知 ▽3回戦(熱田愛知時計120スタジアム) 名東 00100―1 中京大中京 51023x―11 (5回コールドゲーム) (名)楠、吉本、岡田-上島 (中)麻続-関岡 ◇愛知 ▽3回戦 中京大中京11-1名東 知多翔洋7-2緑丘 豊田大谷6-5東海南 名古屋工8-0愛知黎明 日進西8-6瑞陵 愛知総合工科3-0豊橋西 愛知産大三河8-3豊明 菊華10-2西春 刈谷11-6安城 西尾東5-2中部大春日丘 科技学園豊田4-2栄徳 名古屋工芸2-1福江 半田東5-4蒲郡 名古屋国際10-0佐織工 岡崎学園3-2誠信 日本福祉大付8-1杏和
|