フィギュアスケートの全日本強化合宿が15日、愛知県・豊田市の中京大アイスアリーナで公開された。男子で18年平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(21)=トヨタ自動車=は今季、メインコーチ不在で戦う意向を示した。「はやく見つけようとは思っていない。今季はおそらく僕一人でやっていく。不安はない。1人でも僕は出来ると思っている」と話した。
宇野は6月に、5歳の時に名古屋市のグランプリ東海でスケートを始めてから師事してきた山田満知子、樋口美穂子両コーチから卒業することを明らかにした。6月13日から7月11日までロシア・ノボグルスクで行われたエテリ・トゥトベリゼ・コーチの夏季合宿に参加していた。
今後は当分、中京大を拠点とし、本田武史さんにジャンプの指導を受ける予定。9月は約2週間、スイスでステファン・ランビエル氏の合宿に参加する。「4回転を複数跳んでいる選手のそばで練習したい。同じようなレベルで世界で戦っている選手のそばで練習をしたいという思いはある」と語った。
来季ショートプログラムの振り付けをシェイリン・ボーン氏、フリーをデービッド・ウィルソン氏(ともにカナダ)に依頼。試合用の演目を海外の振付師に依頼するのは初めてで、8月に振り付けを行う予定だ。「今年は『エキシビ!?』みたいなプログラムを試合で出すと思う」。新たなジャンルへの挑戦になりそうだ。