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【高校野球】

東邦・石川からLINEで「申し訳ない」 燃えた大垣日大・内藤、投打に躍動

2019年7月15日 紙面から

大垣南-大垣日大 1回裏1死満塁、適時三塁打で到達したベース上で、ベンチからの指示に答える内藤(右)=大垣市北公園野球場で(高畑章撮影)

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◇岐阜大会 大垣南0-10大垣日大

 昂弥の分までやるぞ! 岐阜大会3連覇を狙う大垣日大は、投打の主軸・内藤圭史(きよし、3年)が、投げては4イニングを零封、打っては2安打4打点と活躍。13日に愛知大会2回戦で敗れた東邦・石川からのLINE(ライン)に気持ちを高め、初戦(2回戦)突破に貢献した。

 2人の出会いは小学生時代、愛知県の選抜チームで共にプレーした時にさかのぼる。進路は別々だったが、中学時代から甲子園で再会することを約束。これまで甲子園に縁がありながら、石川が春2回、内藤が夏2回と出場はバラバラで、3年で迎えた今大会は約束を果たす好機だった。

 「申し訳ない」

 13日夕方、石川からメッセージが届いた。センバツ王者として臨む重圧があったとおもんぱかりつつ、内藤は「気持ちを強く持って、楽しくやり切ろう」と切り替えた。

 開き直って臨んだマウンドは初回、緊張感の中でも三者凡退に抑えた。直後の攻撃で、自ら3点適時三塁打を放つと「硬さが抜けて堂々といけた」。40球で2安打に封じ、反撃を許さなかった。

 エースに引っ張られるように、打線は13安打で10得点し、5回サヨナラコールドと大勝。他チームからマークされる戦いが予想されるが、内藤は「厳しいコースを突かれても、大きく構えて打ち返します」。動じることはない。 (高畑章)

◇岐阜大会▽2回戦(大垣市北公園野球場)

大垣南 00000―0

大垣日大 30115―10

 (5回コールドゲーム)

(南)田口-大沢

(日)内藤、権田-松吉

本塁打村田(日)

 

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