音楽評論家で尚美学園大学副学長の富澤一誠さんプロデュースで、新曲が相次いでリリースされた。元フォークデュオ「雅夢」のメンバーでシンガー・ソングライター三浦和人(61)の「きのう きょう あす」と、歌手広瀬倫子の「愛を舐めるな」。富澤さんが「きのう-」を“日本一熱い人生応援歌”、「愛を-」を“日本一怖いラブソング”と表現する自信作が出来上がった。
「きのう きょう あす」は作詞を直木賞作家・五木寛之さん、作曲を秋川雅史の「千の風になって」などで知られる芥川賞作家・新井満さんが担当。自分自身の人生を振り返って、いろいろあったがこの人生を生きてよかったと感じ「♪もう一度 自分にありがとう」という五木さんの言葉の深さ。新井さんのしみじみと切なく温かいメロディーを三浦が変わらぬ歌声で魅了する。
「愛を舐めるな」は、作詞をWinkの「淋しい熱帯魚」などで知られる及川眠子さん、作曲はシンガー・ソングライター来生たかおという2人のヒットメーカーが生み出したラブソング。「♪都合のいい女神にされるより 何もかも失くした方がまし」などの強烈な歌詞が並び、来生が「恐怖を感じ、驚いた」と言うほど。しかし、嫌われることを恐れてくよくよしていた自分がばかみたいに思えるような、悩める女性の背中を押してくれる曲だ。新しいタイプの曲をプロデュースした富澤さんは、“日本一”のヒットに自信を見せている。