Ryzen7 3700X+付属クーラーで静音ゲーミングPC

Ryzen7-3700Xを使って、ゲーム撮影用のPCを完成させるとこうなる。

何度も書き続けているように、3700Xは誰にでも扱いやすく、ゲームでも動画関係でも最前線で戦える優秀なCPUです。

Ryzen9-3900Xは熱の大きさだけでなく、B450の安物マザーでは数%程度とはいえ性能が落ちているので、CPU以外にもカネがかかる。

 

3700Xについては、付属クーラーを使っても静音設定での動作が見込めるのが良いと思ったね。

付属クーラーはデフォルト設定だと音がうるさいんだけど、1500RPM前後に抑えてやれば静かになります。

これにケースファン4つ全てを750RPMぐらいに抑えてやっても、高負荷時に多少のクロックダウンは発生するものの、十分実用的な挙動を示してくれています。

 

ケースはversa h18(microATXサイズ)、前面&後面のファンは120mm彩風3個、上部ファンにAF140 LED 2018年モデルを使用。
AF140はPWM制御ができないので、別のものを使った方がいいかも。

 

 

付属クーラー(1500RPM設定)+ケースファン4個(750RPM設定)で、 FF15ベンチマークを回したときのCPU温度

かなりファンの回転数を落としたつもりなんだけど、FF15ベンチでも瞬間最大75℃なんで許せる範囲かなと。

ただし、RyzenはCPU温度によって激しく動作クロックを上げ下げするんで、100%フルパワーを常時発揮させたいなら注意しないといけない。

(それでもベンチマークスコアが1%下がった程度なんで、わしはこれで十分だと思ってますが)

 

もう少しお金をかけられるという人は、素直に中サイズの空冷クーラーを買っていただいて、そいつで静音設定を詰めていった方が無難だと思います。

 

 

 

静音化を目指すのであれば、グラボの動作音が一番のネックになるんで、各メーカーの設定ソフトを使うようにしましょう。

自分が使っているMSI社の製品ならば「Afterburner」という純正の設定ソフトがあるので、そういうのを使って動作設定を細かく設定します。

 

RTX2080だとどうあがいても静音でフルパワーを出すのは厳しいので、パワーリミットで95%まで下げています。

音を気にする人は、ハイスペックのグラボを買っても最後はダウンクロックすることになるので、同じ大きさでランクが下の製品を買った方がいいかもしれません。

(現行だとファンが2つついたRTX2070やRTX2060が本命になるでしょう)

 

とりあえず温度の上限を82℃に設定して、ファンは最大でも70%までしか出力が上がらないように設定しています。

これでかなり音が静かになっているんですが、クロックダウンさせるとRTX2080である理由がなくなるので、こういうことをするなら素直にRTX2070以下の静音モデルを買ってください。

 

 

静音ゲーミングPCが欲しいなら…
・Ryzen7-3700Xなら付属クーラーでも静音動作が可能
・でも、中型の空冷クーラーを買った方がいろいろと無難
・最後はグラボの音が気になるので、RTX2070以下の静音モデルが無難?

 

RTX2080↑で静音化を目指すなら、もう水冷モデルしかないと思います。

自作PCをやり始めるとグラボの性能を欲張りがちなんだけど、音という観点で言うなら、安くて静かなRTX2070とかRTX2060がいいんじゃないですかね。

 

コスパ・性能・静音・大きさという4つの観点で言うなら、microATXケースにファンを3~4個つけて、3700Xを静音重視で使うのは現時点においてバランスが最高でしょう。

(ゲームを遊んで、少し動画をいじるぐらいならRyzen5-3600でも十分だと思う)

 

Ryzen5-3600でもi7-7700Kを粉砕している状況なんで、必要十分な性能で予算を安くしたいのであれば、そっちも全然ありです。

マザーボードはB450を選んでBIOSを更新して使えば十分です。3900Xと違って、3700Xでは全く動作に違いは見られませんので。

USBメモリから更新できるBIOS更新できるものを選ぶか、PCワンズで無料のBIOS更新サービスを依頼して購入するのがおすすめ。