右臀部(でんぶ)を痛めて出場選手登録を抹消されているジョエリー・ロドリゲス投手(27)が14日、ナゴヤドームで実戦形式の練習に登板。井領、武田、石橋の3人に2打席ずつ、のべ打者6人と対戦した。
最後の登板が3日の巨人戦(東京ドーム)と登板間隔が空いており、実戦感覚をつかむ目的もあってロドリゲスだけが行った実戦形式の練習。守備の人間はつけず、1対1の対戦で力強い球を投げ込んだ。石橋に三塁方向へいい当たりを打たれ、武田にはセンター後方のフェンスを直撃する当たりを打たれたが、3人からそれぞれ1つずつ三振を奪うなど、いい状態であることを披露した。
「良かったと思う。スライダー、チェンジアップなど球種は全部使った。(患部の)痛みもないし準備はOK。マウンドで100%を出せる状態だ」とロドリゲス。与田監督は「実際の試合で使うマウンドと、バッターとの感覚を確認してほしかった。非常に角度も良かったし、十分ですね」と目を細めた。15日に状態をチェックし、問題がなければ、R・マルティネスがキューバ代表参戦のためチームを離れる16日から1軍に登録される見込みだ。 (井上洋一)