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意外と知らない二世俳優たち…水谷豊、哀川翔の娘も人気女優に

小園凌央:ヒロミと松本伊代の子ども

 小園凌央は、2018年に放送された、新人ケースワーカーの目を通して、生活保護の実態をコミカルに描き出した青春群像劇ドラマ『健康的で文化的な最低限度の生活』に、穏やかな性格のケースワーカー役で出演し、人気を博した今注目の若手俳優である。
 親しみやすい雰囲気で、ドラマに厚みを持たせてくれる俳優として力を付けてきている小園だが、彼は人気芸人のヒロミと、その妻であり元アイドルでタレントの松本伊代の長男なのだ。  2015年に芸能界への憧れと自分の力量を試すために、親のことは伏せてオーディションに参加。見事合格デビューを果たした。バラエティ番組にも出演することもあり、そこで高校生の頃、カラオケに行く度に友人たちにせがまれ、嫌々ながらも母の代表曲『センチメンタル・ジャーニー』を歌わされることを明かして、スタジオを湧かせていた。

新田真剣佑:父は俳優の千葉真一

 最後に紹介するのは、国内外問わず大人気のイケメン実力派俳優の新田真剣佑だ。映画『ちはやふる』シリーズでの綿谷新役の好演や、ハリウッド超大作『パシフィック・リム:アップライジング』への出演など、今、絶好調の俳優だが、彼も二世俳優なのだ。
 ご存知の方も多いかもしれないが、新田の父は日本のアクション映画界を引っ張っていった大御所であり、俳優のキアヌ・リーヴスが憧れの存在と答えたアクションスター、千葉真一。  千葉の息子として、アメリカのサンタモニカ州で誕生した新田はその後、アメリカの空手大会で優勝するなど、父仕込みのアクションを磨きつつ、現地で俳優デビュー。2014年からは主な活躍の場を日本に移し活動。2017年には、先述した映画『ちはやふる -上の句- / -下の句-』で、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。  ――二世俳優というと、親の影響をどうしても受けてしまいがち。しかし、今回紹介した俳優たちはいずれも、親の名を伏せて活動したり、親と違う道を目指したりと、自分の力で確実に人気を掴んだ実力派揃い。彼・彼女らの今後の活躍がますます楽しみだ。<文/A4studio>
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