Global Youth Mate
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【GYM 2004/04/23 Vol.322】
2004/04/24
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新時代を輝かせるNew Youth Movement 地球の仲間たちのNetwork
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☆☆☆―― 2003/04/23 Vol.322 ―――――――――――☆☆☆
Global Youth Mate 【グローバル・ユース・メイト】
☆☆☆―――――――――――――― YFWP-Japan配信 ―☆☆☆
★CONTENTS★
◆平和大使からのメッセージ (前編)
「心の国境を超えよう!」 小林 貴虎 (アメリカ在住 30歳)
このメッセージは先月、東京・世田谷の会場でYFWP南東京連合会田園都市支部が主
催した「第4回 International Peace Friendship Event」において、参加者に向け
て語られたスピーチの前編です。スピーカーは世界平和のためにIIPC(超宗教超国家
平和協議会)より平和大使として日本で活動するためにアメリカ・インディアナ州か
ら来日している、小林 貴虎(たかとら)さんです。
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◆平和大使からのメッセージ (前編)
「心の国境を超えよう!」 小林 貴虎 (アメリカ在住 30歳)
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平和大使として任命されまして、久しぶりに日本に帰ってきました。アメリカに
行ってからはもう6年くらいが経つことになりますが、最初の頃は「How are You?」
と言っても通じなかったり、大変でした。タクシーに乗っていろいろ行き先を伝える
んですけれども、何を言っているのか全然分からない。彼らは何かいろいろ伝えてく
れるんですけど、コミュニケーションがとれないので、にっちもさっちもいかないよ
うな状態でした。最初の一ヶ月は音との闘いで、何とか英語の発音になれてきて、少
しずつ言葉が理解できるようになっていきました。その中で、いろいろな現実に直面
しました。例えばどういうことがあるかというと、彼らにとってやはり私は「東洋
人」として見られる訳です。様々な形で平和とか平等とか、民主主義がうたわれる国
であってもやはり、生の経験をすると、どうしても差別ということが出てくるんです
ね。価値観の違いや理解度の低さ、いろいろあるとは思いますが、例えばテーブルに
座って食事をしている時に、なんだかんだ周りから言われる訳です。ところが最初は
私自身が一体何を言われているのかが分からないのです。実際笑われているのか、何
かとんでもないことを言われているのか、言われているとしても何を返してよいの
か、どのように反応してよいのか全く分かりませんでした。日本だったらこうやって
言えるのに!というStruggle(ストラグル:もがくこと、苦闘)がありました。こうい
う経験をして「悔しい、このままではいけないな」とそれから必死になって勉強して
いきました。
語学を身に付けて、何とかアメリカ人と会話ができるようになって、アメリカ人の
社会に入っていって、彼らがどのように生活をしているのか、白人、黒人社会で一緒
に生活したり活動したりするようになって、今、約6年が経ちました。当初は今まで
の日常で朝から夜まで使っている言葉が通じないという、異質な状況に置かれること
で、「言葉って何だろうかな?」とまず考えさせられました。そして「人間関係って
何だろう?」と考えはじめ、「私ってどこからきたんだろう?」というようなことを
考えるようになりました。言葉ということを考えてみたときに、人間は言葉を話すと
いうところが他の動物たちと違うところだとよく言われますが、言葉が通じたときに
一体どういう現象が起きるのかというと、例えば前に座っている彼と話が通じること
で、彼がどういう人でどういう価値観を持っていて・・・ということをお互い知り始め
ると、私の知ることが彼のものとなり、彼の知っていることが私のものとなって、新
しい知と知の認識ができるようになります。言葉はまた、時間というものを超えて関
係を結ぶこともできます。例えば先人の価値ある書物を読んで、その人と関係を結ぶ
ことで、彼らが一生かけて作りあげた思想なり、考えかたなりを学んで私たちは新し
いものを生み出してきました。そういう形でずうっと繰り返してきて、できあがって
きたのが私たちの「知」であり、そうして様々な分野の発展を生み出してきました。
人と関係を持っていく、いろんな人と知っていく、人と分かり合えるというのは、
もっといろんなことを知っていくことなんだと気づきました。
そしてまた英語という言語は非常に便利で、アフリカのかたともラテンアメリカの
かたとも英語で話ができるし、そういう形でいろんな人間関係を作っていって、いろ
んなことを学んでいくと、「あっ、これが知るっていうことなのか」。と気づかされ
ました。私たちはそういう「知の交流」をしていますが、そのいい例がインターネッ
トだと思います。これが普及することで、知の交流の輪が大きく広がりました。軍用
から広がり、大学間ネットワークで知の交流がなされ、爆発的に新しいものが生み出
されながら過去の40年、50年から躍進をして、現在のインターネット社会が形成
されています。そしてまた、コンピューターができた、車ができたと全てのものが
整って便利になり、私たちの生活が安楽になりました。しかし、果たしてそれで全て
が良かったと言えるのだろうか?と私は考えるようになったのです。(次回につづ
く)
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までお送りください。次回のGYMを飾るのはパソコンの前の「あなた」の投稿メッ
セージかもしれません!
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★ワン・チャイルド・ワン・ピース‐プロジェクト★
世界には学童期に諸事情によって学校に通うことができない子どもたちが億単位を
超えると言われています。その原因は戦争、災害、貧困とさまざまです。同プロジェ
クトは経済的な理由で学校教育を受けることができないアジア、世界の弟・妹たち
を、ひと月千円の支援金によってサポートする復学支援運動です。単なる経済的支援
にとどまることなく、兄として姉として、彼らの成長を見守りながら家族愛を育てて
いく物心両面のボランティアです。現在は中国山西省の子どもを中心に支援が行われ
ています。(統計によれば中国では毎年平均少なくとも100万名の児童生徒が貧困
のため退学、その内約15%の児童が各界の努力と援助で復学を果たしていると言わ
れています。)プロジェクトの詳しい内容についてはこちらからどうぞ。
http://www.xes.ne.jp/one_child/
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次号は2004年4月30日(金)の配信予定です。お楽しみに!
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