(cache)亀田和が0―3の判定負け WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦 : スポーツ報知

亀田和が0―3の判定負け WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦

判定負けした亀田和毅
判定負けした亀田和毅

◆プロボクシング ▽WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦 ○正規王者レイ・バルガス―暫定王者・亀田和毅●(13日、米カリフォルニア州カーソン ディグニティヘルス・スポーツパーク)

 WBC世界スーパーバンタム級王座統一戦に臨んだ暫定王者の亀田和毅(28)=協栄=は、正規王者のレイ・バルガス(28)=メキシコ=に0―3の判定で敗れ、日本選手初の海外での王座統一はならなかった。ジャッジ3人全員が117―110でバルガスを支持した。亀田の戦績は36勝(20KO)3敗、5度目の防衛に成功したバルガスは無敗の34勝(22KO)

 和毅は、身長差で8センチ、リーチで9センチ差と圧倒的な体格差で上回るバルガスにパンチが届かなかった。懐に飛び込んで間を詰めれば足を使われ、パンチを当てる寸前では逃げられた。序盤はバルガスの右の打ち終わりに合わせた左フックがヒット。懐に飛び込んで右ストレートも当たっていたが、中盤以降は距離をあけられ、有効打を取れなかった。最終12回にはイラだちを隠し切れず、クリンチが解除された後に左右のパンチをバルガスに当てて減点された。バルガスも決定打がなく「安全運転」に終始。会場からは大ブーイングを浴びていた。

 バルガスとは12年前の2007年のアマチュア時代にメキシコシティーで対戦して判定負け。和毅にとってはアマ時代に唯一黒星を喫した相手だった。亀田3兄弟の世界戦の実施回数では今回で30戦目だった。引退した長男・興毅氏は14戦、次男・大毅氏は8戦で、三男の和毅が8度目。亀田家にとっても節目の世界戦だった。試合中はセコンドについた父・史郎氏(53)の「根性や~! 和毅!」などの絶叫が響いていた。

 ◆亀田和毅(かめだ・ともき)1991年7月12日、大阪市西成区生まれ。28歳。8歳からボクシングを始め中学卒業後の07年夏に15歳でメキシコに単身武者修行。08年11月にメキシコでプロデビュー。13年8月にWBO世界バンタム級王座を獲得(3度防衛後返上)。15年10月に元アマチュアボクサーで3歳年上のシルセ夫人と国際結婚。身長171センチの右ボクサーファイター。

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