【高校野球】2年連続下克上へ、白山高・初戦突破 22得点の圧勝劇、三重大会2019年7月14日 紙面から
三重大会は試合が始まり、昨夏代表の白山が鳥羽に5回コールド勝ち。2年連続の夏の甲子園に向けて力強く発進した。 白山は怒濤(どとう)の攻めでバトンをつなぎ続けた。1回に打者18人の猛攻で14点、2回にも7点。鳥羽の2投手から計22点を奪った。投げては5イニングを零封。後攻のため5回裏はなく、早々に決着をつけた。 「今年は総合力で勝たないといけませんから」と東拓司監督(41)。初戦突破にナインの意気は上がっており、パルマ・ハービー主将は「全員で戦うと試合前に決めていた通りの形で、1回に点を取って勢いが出た」と手応えを感じていた。 「日本一の下克上」と呼ばれた昨夏の甲子園出場から1年。ナインは「もう一度、あの球場へ」と誓う。次戦は三重高との対戦だが、昨年の甲子園メンバーの駒田は「自分たちの野球をやり切ったらいい勝負になる」。2年連続の旋風へ気持ちは高ぶる。 (川越亮太) 2014年以来5年ぶりの夏の甲子園出場を狙う三重高は3本塁打を含む計17安打を放ち、四日市四郷に5回コールド勝ち。昨年は春のセンバツで4強に入りながら、夏はまさかの初戦敗退。ナインは苦い経験をもう2度と繰り返さないと思っており、3回にソロ本塁打を放った山中は「夏の大会は油断するとやられる。今日は攻めて攻めてと思っていた」。白山との次戦に向け、小島監督は「20人のベンチ入りメンバーを目いっぱい使って戦いたい」と気を引き締めた。 ◇三重大会 ▽1回戦(県営松阪) 鳥羽 00000―0 白山 14710x―22 (5回コールドゲーム) (鳥)松本、大倉-浅田 (白)早川、尾関、伊藤-稗田、河村、西籔
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