■料理や飲み物でもトラブル
今回の披露宴は飲み放題のプランだった。しかし、メニューも用意されず、列席者がオーダーしたものが拒否される事態に。新郎新婦がコース料理とは別にオーダーした巻き寿司は、最後のコーヒーと一緒に出てくる始末。
またウエディングケーキを取り分けた数が合わずに、一部の子供たちにはケーキが配られなかった。
会場に飾られた花も事前に説明を受けたものとは、程遠いもの。指輪交換の際に使用した新婦のグローブは毛玉だらけ。これは衣装合わせの時に、「当日は新品を用意します」と説明を受けていたという。
披露宴後、一緒に新婦と宿泊した友人によると、「新婦は酷く落ち込んでいた」と話す。新婦から笑顔が消え、このショックから現在病院に通院している。
■友人の勇気ある告発
式後から土屋さんはクレームを入れて、納得できる説明を求めた。しかしその後行われた式場側の数回の説明は、到底納得できるものではなかったという。
そして、この説明に1度同席した友人のねぎさんがツイッター上に、勇気ある告発を行った。「笑顔が消えた新婦を黙って見ていられなかった」と話す。
■告発の結果は…
この告発後、展開が一変する。13日に式場の総支配人含む2名が土屋さんの地元を来県し、謝罪の場が設けられた。土屋さんによると、そこで「今回の費用を請求しないということと、プラスアルファとして海外の挙式や挙式のやり直しなどを提案された」という。
しらべぇ編集部はこの件を受けて、メルパルク仙台に二度取材の申し入れを行った。「土屋さんとは話し合いを行っている最中。これ以上はお答えできない」と回答。
親会社であるワタベウェディングは、「土屋さんに誠心誠意向き合っていく。子会社の足りないところは、しっかりとフォローしていく」と取材に答えた。トラブルが完全に解決されて土屋さん夫婦に笑顔が戻ることを切に願う。
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(文/しらべぇ編集部・おのっち)