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【ドラニュース】

周平4の3!初球宴敢闘選手賞も 「ホームラン打ちたかった…」

2019年7月14日 紙面から

敢闘選手賞を受賞しガッツポーズの高橋。左は京田、右は柳(小沢徹撮影)=甲子園球場で

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 セ界首位打者の面目躍如だ!! プロ野球マイナビオールスターゲーム2019は13日、第2戦(甲子園)が行われ、中日・高橋周平内野手(25)が「2番三塁」で球宴初のスタメン出場。第1打席に左前打を放って勢いに乗ると、第1戦から4打席連続安打の2打点と暴れ回った。試合は全セが11-3で全パに大勝。高橋は、全セの連敗を5で止める3年ぶりの白星に貢献し、堂々の敢闘選手賞(賞金100万円)に輝いた。

 “猛打賞男”が真夏の祭典でも魅せた。5月に月間最多猛打賞のプロ野球記録に並んだ高橋が、4打数3安打の固め打ち。リーグ首位打者の力を全国の野球ファンに披露した。

 第1打席からエンジン全開だ。初回、阪神・近本の先頭打者弾の盛り上がりが冷めやらぬ中で初球を左翼前へ。2回1死二塁で迎えた第2打席では、あと少しでスタンドインというフェンス直撃の中堅越え適時二塁打。続く第3打席にも右中間への適時二塁打を放ち、第1戦から4打席連続安打とした。

 「オールスターなので甲子園はいつもと違う雰囲気ですけど、特に緊張とかはなかったです。内容は気にしてやっていないので」

 月間MVP、オールスター出場…。今季手にした勲章の中に球宴敢闘選手賞の称号を新たに加えた。DeNA・筒香、オリックス・吉田正と肩を並べて同賞を受賞。本塁打なしは高橋のみとあってか「本当はホームランを打ちたかったんですけど…」とボヤいたものの、一発以上のインパクトを残し、甲子園に集まったファンを沸かせた。

 12日の東京ドームでのオールスター第1戦の試合前に行われた元中日の立浪和義さんの野球殿堂入りの表彰式。偉大な先輩への花束贈呈を任されたのが高橋だった。「ミスタードラゴンズ」の継承者として期待され、2015年から背負う背番号「3」。今季は前半戦を終えてリーグトップの打率3割2分、47打点。背番号の重責に負けない大活躍が初の球宴出場と同時に名誉ある大役も射止めた。

 まさに背番号「3」の継承者として認められたようにも見える光景だったが「そういうことでは全然ないです」と本人は謙遜そのもの。それでもこの日放った2本の二塁打は歴代最多二塁打の日本記録を持ち、ミスター・ツーベースと称された立浪さんをほうふつとさせる会心の当たりだ。

 

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