2019年07月03日

男の性欲支配欲暴力の渾然一体

● 最初に結論
● 性欲無関係?
● 勃起至上主義
● まとめコメント
● 有性生殖が根源で元凶
● 鳥が一番かも
● 性欲支配欲暴力の渾然一体
● 人間の男だけの異常?
● 汚したい・清めさせたい

● 最初に結論

男は勝利の奴隷である
http://lttlleo.seesaa.net/article/462933036.html
人間のホモソに限らず、動物のオス全体が、
「同じオスに勝つこと」を至上命題にしていて、
メスがメス同士で平和に生きているのに対して、
オスはオス同士で常に常に常に自分が上に行こうとする。

男が勝利の奴隷なのも、支配欲に支配されているのも、
有性生殖のオスの宿命だと思う。

※庇う気はない。

勝利の奴隷で、
支配欲に支配されることから逃れられない、
あるのは程度の差だけ。

そして男の性欲支配欲は常に暴力と不可分だ。

悲観論ぽいけど、男の現実を見よ。

● 性欲無関係?

性暴力を「支配欲であり、性欲関係なし」とするのは間違いだと思う。
「痴漢の半分は勃起していない」は
「痴漢の半分は勃起している」だし、
「支配としての強姦・妊娠させる暴力」には勃起・挿入・射精がある。
性衝動・性的興奮なしに起りえない。

● 勃起至上主義

男は「勃起する陰茎」を重視しすぎると思う。
勃起不全に悩むよりも
人間性不全を改善するほうがよっぽど重要だ。

女性にとって
・人間性がよく、陰茎が勃起し射精する男性
・人間性がよく、陰茎が勃起せず射精しない男性
前者のほうが安全で、よい存在だ。

タマを取れば世界は平和になる
http://lttlleo.seesaa.net/article/462933070.htm
生命倫理・人権の意味からも、人間の精子を完全管理することで、
・医療理由以外の堕胎
・望まない妊娠
・妊娠を使う女性攻撃
これらをほぼなくすことができる。

配偶者が勃起不全で起きる問題とは、
女性が挿入を望むのにされない不満ではなく、
男性がプライドが傷つき落ち込んだり不機嫌になることと、
不機嫌圧で女性が加害されること、
不機嫌のケアを女性が負わされ搾取されること
だと思う。

女性がセックスに望むのは愛情の交歓なのだから、
一方的にならざるを得ない挿入射精「以外」の方法のほうが適している。
挿入射精のセックスを至上扱いしているのは男らであって、
女性は男社会に洗脳されているだけだ。

● まとめコメント

元ヒステリック・ブルーの赤松直樹さん、出所後になんとフェミニスト&左翼活動家になっていた!
Togetter https://togetter.com/li/1341960
平均的な女性は、同意の無い性行為を不快に思い性欲を感じないため、
性犯罪を日常的なセックスとは完全に切り離された、純粋な暴力として認知する。
その為、女性フェミニストが、性犯罪と性欲が無関係であると考えるのは、
事実とは異なると思うが、仕方がないようにも考える。
しかし、男性フェミニストが、性犯罪は性欲は無関係で支配欲が原因と論じるのは
犯罪心理学の証拠や男性の生活実感を都合良く無視し、
男性フェミニストの性欲は支配欲とは無縁の綺麗な性欲と論じる為なのでは無いかと感じる。

性犯罪の有前科者にとっても自分の犯罪が性欲とは無関係なら、
性欲を手放す必要が無いのですから都合が良いので、その説に飛び付くでしょう。

そもそも、性欲と性犯罪が無関係なら坑アンドロゲン剤の投与(科学的去勢)が、
性犯罪の再犯防止に効果がある理由の説明が出来ないでしょう。

結局のところ、
男の性欲が支配欲と不可分なのだと思う。

それは根源的には有性生殖が「オスがメスの資源利用」だからだと思う。

● 有性生殖が根源で元凶

例外的に子育てを一手に引き受ける魚などもいるが、
排卵と射精の身体消費だけを見ても、メス>>>オス、
植物でもめしべが受粉し結実する。
有性生殖は常に常に、メスに負担が集中する。

関係することで不利になる側が、有利になる側を支配できるわけがない。
関係することがオスの有利を強化し、メスの不利を強化する。

● 鳥が一番かも

卵を産むのはメスだが、それ以外はかなり公平なのが鳥ではなかろうか。
鳥は求愛する。
踊ったり歌ったり餌やきれいな石をプレゼントしたり巣を用意したり。
メスオスとも抱卵しヒナに餌を与える。(しない種もあるだろうが)

人間のオスは鳥を見習うべきだ。

● 性欲支配欲暴力の渾然一体

支配の手段に暴力はよくあるし、
暴力の手段に性暴力なのは、性への攻撃が人間の尊厳を直撃するから。
だから性的な拷問がある、と理解するのは難しくないのだけど、

「支配したい、その手段に性暴力」は欺瞞じゃないかな。
「性的に支配したい」が理屈抜きの欲望としてある、と考えるほうが自然だと思う。

「支配したい」が暴力願望だし、
性欲が支配欲とセット、支配欲が暴力とセット、
性欲支配欲暴力は男にとって分離できないものなのだと思う。

※重ねて言うが、庇う気はない。

アイドル(偶像)に女性はヒロインを見る、男性はドールを見る
http://lttlleo.seesaa.net/article/464617912.html
男性の性的妄想はほぼポルノに汚染された女性支配・性暴力なので、
男性が女性(の表象)を性的消費することは、女性への強い支配性と暴力性を持つ。


● 人間の男だけの異常?

男が漏らす「女性を汚したい・傷つけたい欲」。
あれなんかまさに暴力願望だろう。

登頂した山に旗を立てる、占領地に旗を立てる、
あれらは縄張りを誇示するマーキングと理解できるし、
マーキングはだいたい汚すよなと思うものの、
メスを汚したい傷つけたいという衝動が動物のオスにあるか?

「足跡ひとつない雪の上に足跡をつけて歩く」のは自分も楽しいと思うけれど、
「まっさらを独り占め」の高揚感は「汚したい」ではないしなぁ・・・

「女性を汚したい・傷つけたい」願望には
「対女性」と「対男性」のふたつの意識があると思う。

対女性 征服・独占・加虐への欲
対男性 征服の誇示、独占の実行(とられるくらいならダメにする)

● 汚したい・清めさせたい

女性を汚したい 
女性に清めさせたい(汚れちまったオレを)

どちらもあるでしょ。

ほんとすごいな。
自分が汚す対象である女性に、自分を清めさせたい。
精神的意味としても、
穢れた者に清めをさせるって可能? 論理矛盾じゃない?

あとやっぱり穢したいというのが破壊願望・・・。

それに「清めさせたい」と思うけど「清めたい」とは聞かない。
女性は「汚れたらおしまい」で、男性は「汚れたら女に清めさせれば済む」?
なんかそんな感じあるよね。

「男が自由に使えるあらゆる資源、汲めども尽きぬ泉であれかし」
http://lttlleo.seesaa.net/article/464618098.html
● モノとしての称賛=人間への侮辱
● 「清めよ」も資源扱い
● 女性を二分しながら一人に詰め込む矛盾を平気でやる
● 女性に清められたがる男たち



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posted by Erin at 00:00| Comment(0) | 男の自我とか内面とか | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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