ラノベブロガー界隈の流れにうちのブログも乗ります!SFラノベはいいぞ!!
○SFが読みたい!SF要素が強いライトノベルを10作品をオススメするぜっ!(本達は荒野に眠る)
○もっとSFが読みたい! 俺もSFライトノベル10作品をオススメする!(WINDBIRD)
○この星で生きてるだけでソレってSFって言うことできる?SFラノベ5選(ソルティライムシャーベット)
というわけで便乗いきます!隠しテーマは「SFを読み慣れてない人でも楽しいSFラノベ」です。
『筐底のエルピス』シリーズ/オキシタケヒコ著
SFラノベ、何が好き?って聞かれたら「筐底のエルピスはいいぞ」と反射で答えるくらい大好きなSFラノベ。
2018年9月16日現在Kindleにて全巻50%ポイント還元セール中だそうです(ガガガ文庫は全作対象?)
買うなら今しかないし宣伝するのも今しかない!
次元の裏側から送り込まれた人類絶滅のプログラム。それは古来より『鬼』と呼ばれた。
その鬼を封じ、滅ぼすことを生業にする鬼狩りの組織《門部》。
目視できない鬼を見破るための「天眼」と、時間を包み込んで止める「停時フィールド」と呼ばれる二つの能力を持つ《門部》の職員たちは、人知れず人類を絶望的な未来から護るために死闘を繰り広げていくのです。
がっちがちのSFなのだけど、びっくりするくらい読みやすい作品です。現代異能バトル好きにもお薦め!
特に、術者によって形状や特性が千差万別に変化する「停時フィールド」を駆使した戦いはワクワクすること間違いなしです。
『エスケヱプ・スピヰド』シリーズ/九岡望著
昭和101年の夏。
日本ではない架空の国「八洲(やしま)」の一都市である「尽天(じんてん)」で、少女は最強兵器《鬼虫》の少年と出会う――
戦後になってなお戦いの火種が燻る世界で、人間から機械となった《鬼虫》たちの戦いを描くSFアクション作品です。
どこまでも熱く加速していくバトルと、その中で燃えあがる感情の衝突が最高に心を揺さぶります。
AIと人間がコンビを組むバトルものが好きな人とかにお薦め。私的にはボーイ・ミーツ・ガール要素も推したい所存。
ストーリーが面白いのもさることながら、イラスト担当の吟さんが描く《鬼虫》シリーズがめちゃくちゃ格好いいメカなので、こちらにも是非注目してほしいです。
『絶深海のソラリス』シリーズ/らきるち著
物語の舞台は、日本の領土を海に沈めた「大海害」から100年後の世界。
教官と教え子たちの学園ラブコメから始まる物語は、深海に沈む都市にS.O.Sが鳴り響いた時、恐怖のパニックホラーへと変貌を遂げてしまうのです。
SFラノベとしてお薦めしていいのか?とか、そもそも本作は人にお薦めしていいヤツなのか?とか、色々私も思うのだけど、まぁまぁ騙されたと思って読んでみてくださいな。騙したことは謝罪しよう。
『東京侵域:クローズドエデン』シリーズ/岩井恭平著
紫色の壁によって外界と隔絶された東京都心。
そこに取り残された大切な人を取り戻すために侵入者(レイダー)となった少年と少女の物語です。
二人が侵入を繰り返すエリア内は人間にとって危険な魔境。
遭遇=死を覚悟しなければならないEOM。ハイエナのような悪意を向ける敵対レイダー。どうにも信用ができない「救務庁」。
周りは全て敵だらけの状況に身を投じながら、主人公コンビは命がけの探索を繰り広げるのです。
死にゲーなダンジョンRPGが好きな人はめっちゃ楽しいと思います。
胃がキリキリするような絶望感と、ジェットコースターのように振り回される爽快な展開がサイコーです。永遠に続きを待ってます。
『月とライカと吸血姫』シリーズ/牧野圭祐著
宇宙へ憧れる宇宙飛行士候補生の青年と、人類未到達の宇宙に実験体として送り込まれる吸血鬼の少女のボーイ・ミーツ・ガール。
米ソの宇宙開発競争をベースとした物語で、そのへんの史実が好きな人は特にワクワクしてしまうのではないでしょうか。
史実とファンタジーを上手く混ぜ合わせた読み応えのある舞台設定と、まだ見ぬ宇宙への純粋な憧れと競争意識による焦躁が錯綜する宇宙飛行士たちのドラマは真に迫っていて、とても読み応えがある作品です。
史実とか知らんわ!って人でも(私です)、宇宙を目指す少年少女の青春小説として素直に楽しむことができる傑作なのでお薦めですよ。
『インスタント・ヴィジョン 3分間の未来視宣告』/永菜葉一著
西暦2021年に発見された病 “夢現譜症候群”。
これに感染した人間は必ず2029年12月31日に3分間だけ意識が飛ばされる、つまり「未来が視える」という不可解な現象に襲われることに。
そして、無差別に人を斬り裂く未来を体験した主人公レオは、予知されたXデーの直前、自分を殺しにきた少女と出会うのです。
近未来SFで異能バトルでボーイ・ミーツ・ガールな青春小説。
「3年後の未来が視える」という事態から生じる問題をSF的見地から掘り下げつつ、パンデミックの恐怖とポリスアクション的スリルを織り交ぜ、さらに異能バトルの熱量でどんどん盛り上げていく物語となっています。
スピーディーかつ躍動感のある展開がみどころ。なぜこれがシリーズ化しなかったのか・・・・・・
『我がヒーローのための絶対悪』シリーズ/大泉貴著
特撮好きにお薦めのダークヒーロー・ピカレスクロマン。
・・・・・・SF? SFです!!
主人公は怪人達を束ねる悪の結社の総帥。そんな彼が戦うのは、怪人達の天敵として「正義」を振るう最愛の幼なじみ。
二人の闘争と、その裏に隠された愛に衝撃を受けてほしい。あまりの切なさに悶絶して動揺してほしい。
ダークヒーローものとして終始緊張感のある展開が続き、とても面白い作品です。
全3巻で完結していますが、とても綺麗に終わっているのでご安心を。
最愛の者を守るため、最愛の者と戦い続ける、正義と悪に彩られた青春の結末を是非ぜひ見届けてください。
『空飛ぶ卵の右舷砲』/喜多川信著
めちゃくちゃホットな新作SFラノベです。
世界規模の厄災により「樹竜」と呼ばれる怪物に陸地を奪われ、人類が海上へと追いやられてしまった世界。
そんな
ポストアポカリプスな世界で、主人公と師匠は小型ヘリに乗り込み、巨大な敵との戦いに挑むのです。
縦横無尽に空を駆る空戦シーンは手に汗を握るし、皮肉を交わしつつ連携で魅せる師弟の絆にはときめきが止まりません。
そして何より、終末を迎えた世界で、なおも困難を乗り越えようとする人間たちが放つ輝きを見てほしい・・・!
『螺旋時空のラビリンス』/辻村七子著
物語の舞台は、タイムマシンが発明された未来。
主人公ルフは失われた過去から美術品を盗み出す会社に所属する泥棒です。
インペリアル・イースターエッグを盗み出した裏切り者の同僚を追って19世紀パリに時間遡行したルフ。
そこで彼女が「椿姫」に成りすましていたことを知り、不可解で謎めく世界へと足を踏み入れてしまうのです。
不穏な謎が拡大する前半、真実に驚愕する後半、そしてロマンス爆発な結末。どれをとっても最高の時間SFミステリーだと思います。
複雑に組み上げたSF設定や伏線が光り、切ないラブロマンスとの調和がとても素晴らしいのです。
『英国パラソル奇譚』シリーズ/ゲイル・キャリガー著
スチームパンクって多分SFだよね?くらいの知識しかないのだけど、私はスチパンの世界観がとても好きです。
歯車満載のギミックで蒸気をふかしながら空を飛ぶイメージ。そういうのに憧れるし、無性にワクワクする。
で、自分もスチパンが好き!or 興味がある!という人にお薦めしたいのが「英国パラソル奇譚」シリーズ。
サブタイトルは順に「アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」「アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う」「アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う」「アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う」「アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る」です。ワクワクしません?
本作は人狼と吸血鬼が存在する19世紀ヨーロッパを舞台に主人公アレクシア女史が奮闘を描いたスチパン冒険活劇です。ちなみにタイトルのパラソルは武器だよ。
海外の翻訳小説なのだけど、よくラノベ的とかハーレクイン的とか言われているのを目にします。それくらいキャラがたっていて読みやすくてロマンス強めな作品です。
主人公のアレクシア女史はめちゃくちゃ快活で爽快な女傑なので、男女問わず楽しんでいただけるはず。
スピンオフの『英国空中学園譚』シリーズも良いですよ!
こちらは巨大な飛行船に乗り込み、淑女のためのスパイ術を磨く少女たちの活躍を描いたスチームパンク。
アレクシア女史よりも主要キャラの平均年齢が下がり、かつ学園ものなので、こちらの方がラノベ好きとの親和性が高いかもしれません。
以上です。たくさん紹介したけれど、とりあえず今は「筐底のエルピス」をよろしくお願いします!!!!!!
エルピスはまじでいいですよね(笑)
ライカも可愛い
茶一こりんさん、コメントありがとうございます。
エルピス、本ッッ当に良いですよね!これを勧めたい気持ちで記事を書きました笑
ライカも好きです〜。ヒロイン可愛いし、主人公とのタッグが最高すぎて!