演歌歌手の氷川きよし(41)が12日、東京・北の丸の日本武道館でデビュー20周年記念コンサートを開き、昼夜2回公演で合わせて16000人のファンを熱狂させた。
コンサートは、龍のように飛翔し、鳳凰のように舞う、との思いを込めて「龍翔鳳舞」とタイトル。氷川自らのアイデアが演出面などで随所に生かされた。
大声援に迎えられた氷川は「今日を迎えられたのも、皆さんたちのおかげです。9月6日には42歳、今日は年の数だけたっぷりと歌いたいと思います!」と元気いっぱいにあいさつした。
ステージでは「龍翔鳳舞」から歌い始め、デビュー曲「箱根八里の半次郎」や「情熱のマリアッチ」、そしてラストソングの新曲「大丈夫」まで全43曲を3時間にわたって熱唱した。「龍翔-」では龍をイメージした衣装でステージ上5メートルを“飛翔”、また「あなたがいるから」ではブランコに乗っての歌唱など派手な演出でも楽しませた。
氷川は「あっという間の20年でした。これからも氷川きよしらしく輝きながら、喜んでもらえる歌を届けていきます」と誓っていた。