トップ > 中日スポーツ > 芸能・社会 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【芸能・社会】

裕次郎さんと渡哲也“カラオケ激励会”CD化 三十三回忌特別企画で

2019年7月13日 紙面から

1983年、山中湖の別荘でカラオケを楽しむ(左から)石原裕次郎さん、妻まき子さん、渡哲也

写真

 昭和の大スター、石原裕次郎さんの三十三回忌特別企画のCD「石原裕次郎・渡哲也プライベート」(税込み3780円)と「石原裕次郎 ベストヒット20~フィナーレ~」(同5000円)が、裕次郎さんの祥月命日の17日にテイチクエンタテインメントから発売される。「-プライベート」では、裕次郎さんと俳優渡哲也(77)のまさにプライベートでのカラオケ音源を初めてCD化。素顔の2人の貴重な歌声が楽しめる内容となっている。

 俳優、歌手として活躍した裕次郎さんは1987年7月17日に52歳で死去。32年たってファン垂ぜんの歌声が初公開される。「-プライベート」はアルバムCD2枚組みで全32曲を収録。1982、83年に裕次郎さんや渡らが山中湖(山梨県)にある裕次郎さんの別荘で「旅姿三人男」などをカラオケで楽しむものと、98年ごろに渡が友人のスナックで「大きな古時計」などをカラオケで熱唱する音源を収めた。さらに、60年に開かれた裕次郎さんと妻まき子さんの結婚披露宴で、裕次郎さんが歌う「想い出」も追加。知人らの拍手や歓声まで聞こえるプライベート感満載となっている。

 裕次郎さんは81年に解離性大動脈瘤(りゅう)で手術を受けた。その後療養で山中湖の別荘を訪れており、渡が元気づけようと企画し、友人やスタッフらが集まりカラオケを行ったという。渡のマネジャーが、当時録音されたカセットテープを所有しており、昨年CDにしたいと石原プロモーションに持ち込んだことから商品化の話が持ち上がった。

 企画を聞いた渡は、カラオケ音源が公開されるとあって照れもあったようだが「任せるよ」と快諾。当時を「裕次郎さんは大変お酒に強く、好きでした。裕次郎さんとお酒を酌み交わす機会も多く、よくお声がかかりました」と振り返る。別荘などで「一杯入ると、よく社歌と裕次郎さんが言っていた『岸壁の母』、また『旅姿三人男』などデュエットで歌ったり各自自慢ののどを披露したりしました」と思い出を語った。

 また、98年に発売され今回新たにリリースされる「石原裕次郎 ベストヒット20」には、「銀座の恋の物語」「ブランデーグラス」などおなじみの20曲が並ぶ。さらに、裕次郎さんの特製布ポスター(縦180×横60センチ)が特典として用意された。ヒット曲「夜霧よ今夜も有難う」のジャケット写真撮影の際の1枚を採用。ほぼ等身大の裕次郎さんに“再会”できるとあって、ファンにはたまらないポスターとなりそうだ。

(左)「石原裕次郎・渡哲也プライベート」(右)「石原裕次郎ベストヒット20~フィナーレ~」

写真
 

この記事を印刷する

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ