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【ドラニュース】

柳、憧れ藤川とキャッチボール

2019年7月13日 紙面から

試合前に藤川(左)と談笑する柳(平野皓士朗撮影)

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 プロ3年目で初めて球宴に選出された中日の柳裕也投手(25)が、本紙に特別手記を寄せた。野球人生でのさらなる成長を期して選んだタイトルは「飛躍」。ベンチで過ごした12日、登板予定の13日と2回連載する。

 初めてのオールスター。マウンドに上がる緊張…というよりも、周りはスター選手ばかり、そこに自分がいるという緊張感です。練習中は緊張していたんですけど、またとない機会。ベンチでは積極的に他の選手に話し掛けました。マウンドに立つのが楽しみになりました。投げる時には舞い上がっちゃうんでしょうけどね。

 小さい時はもちろん、プロに入ってからも毎年欠かさず見てきました。僕みたいに毎年見るのを楽しみにしている野球少年がたくさんいるでしょう。野球をしたことがない人にも分かるのがオールスター。今まで野球や野球以外でもお世話になった人に見てもらいたいですし、小さい子が、かっこいいな、と思ってくれればいいですね。

 出場が決まってからユーチューブで過去のオールスターの映像を見返しました。今でも特に鮮明に覚えているのは、2006年の藤川球児さんの全球ストレート勝負です。当時は小学6年生でした。実は球児さんとは横浜高の大先輩・松坂さんを通じて食事をご一緒させていただいたことがあるんです。

 出場が決まった時にすぐ「決まったのでよろしくお願いします」と連絡させていただいたら、「キャッチボールやろうか」と言っていただきました。松坂さんももちろんそうなんですが、球児さんも僕からしたらスーパースター。キャッチボールをやらせてもらえることが本当に楽しみです。

 同じセ・リーグの投手の方にいっぱい話し掛けたいと思ってます。特に先発投手の菅野さん、山口さん、大瀬良さん、今永さんにトレーニング法とか調整法、どんなことを考えているのかをうかがいたい。誰ということではなく、全員に聞きに行きます。きょうは阪神のジョンソンやDeNAの今永さんとカーブの握りや腕の振りについて話しました。

 僕は人見知りではないですし、今回の投手陣では広島の床田と同じ最年少。聞きにいきやすい立場でもあります。試合だけでなく、食事もご一緒させてもらえればうれしいですね。

 今回の手記は「飛躍」とタイトルを付けました。オールスターでいろんな経験や勉強をして、後半戦も頑張りたいという思いを込めました。その経験が自分に生きることによって、チームが勝てるようになればいいと思っています。 (中日ドラゴンズ投手)

 

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