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【ドラニュース】

与田監督、優勝の望み捨てない 前半戦を白井オーナーに報告

2019年7月13日 紙面から

白井オーナー(右)と握手(今泉慶太撮影)=名古屋市東区の球団事務所で

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 中日・与田剛監督(53)が12日、名古屋市東区の球団事務所で白井文吾オーナーに前半戦の報告を行った。借金6の5位ではあるものの、2位までは2ゲーム差。会談でともに頭に描いたのは「優勝」の2文字。残り63試合、可能性がある限り頂点を目指す方向性を再確認した。

 就任1年目の前半戦は37勝43敗、借金6での5位。初めてオーナーに前半戦報告をした与田監督は「緊張しますね。もっともっといい成績を引っ提げて来たかったが、そこはしっかりと、後半戦へ向けてやらなければいけないことを報告させてもらった」と話した。

 その「やらなければならないこと」とは、ズバリ勝つことだ。

 「オーナーも今の成績に満足されているわけではない。それを十分承知した上で後半戦に臨まないといけない。『選手たちはよく頑張っている』という言葉をいただきましたし、今ジャイアンツが一つ抜けている状況だが、『順位を一つでも上げてしっかり戦ってほしい』と、そんな言葉をいただきました」

 一つでも順位を上げる。その積み重ねで11・5ゲーム差の首位・巨人をつかまえ、抜き去る。それが後半戦で課されたミッション。難しいことは百も承知だ。諦めれば、勝負は終わる。

 「完璧によくやっていると満足しているわけではない」。会談後に報道陣に対応した白井オーナーは、こう話した。続けて、ここまでの戦いぶりについては「悪くない」と言い、与田監督についても「よくやっている。監督はとにかく、一生懸命考えてやっているような印象を受けた」と話した。そして今後の戦いで何より求めるのは、やはり頂点であるという考えを示した。

 「やる以上は優勝を目指すに違いない。それはもう、優勝したいと思って一生懸命やっているわけだから、その望みを捨てているわけではない。監督だって何とか勝ちたいと思ってやっているわけだから」

 2位タイのDeNA、阪神まで2ゲーム差。Aクラス入り、さらにはクライマックスシリーズ(CS)本拠地開催の権利を得る2位は射程圏内とはいえ、あくまでも優勝を求める。それがオーナーとしての考えだとにじませた。

 

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