◆タキオン:ウソと科学
最初はちょっとした冗談のつもりで言ったことが、変に信じられてしまい広がってしまうことがあります。
多分そういうことなんじゃないかと思います。
タキオン!いやあ懐かしいなあ
とある雑誌で「超光速は実現可能か」という特集記事がありました。
そこに出てきたのが超光速粒子タキオン!もうすっかり過去の物ですよね。
タキオンは別にあっても構いません。問題は相変わらず
- 光速を超えると時間が逆転する
- タキオンを使うと過去へ情報が送れる
チェレンコフ光、未来へ走るタキオン
タキオンの検出法として次のような図が出てきます。
この図においてタキオンは真空中を超光速で左から右に走っています。
光を追い越してしまうため、チェレンコフ光が発生します。
このチェレンコフ光を検出しようというものです。
見て分かると思いますが、タキオンは左から右へ時間に従って移動しています。光より速いというだけです。 (t1~t4は説明の為付加しました)
タキオンは決して過去へなど走っていません。
こんな図を示しながらタキオンが過去へ進むなどと言う理屈が全く分かりません。
例えば光速なら時間が進まず無限小時間で情報を伝えられるか
以前の記事◆タイムマシン・トリックでも書いたのですが、 光速を超えたら時間が逆転して過去に行けるというのなら、 光速だと時間が止まり、同時刻に行けるはずでしょう!
そんなことは起こりませんよね。例え光でおくっても情報が伝わるには時間がかかりますよね。
そもそも光速を超えると固有時間はマイナスになるのではなく虚数になります。
一体全体どういう理屈でこの虚数を無視するのですか?!!!
因果律が壊れるなどという心配はこれっぽっちもありません。時間が逆転しそうな要素などどこにもないのです。
ま、もちろん光速を超えることなどありませんけど。
誰が「光速を超えたら時間が逆転する」と言い始めたのか
いったい誰がこんなオバカなウソ(時間の逆転)を言い始めたのでしょう?
なぜ、おそらく科学者と思われる人間がこんなウソにタキオンなどひねり出して悪乗りしたのでしょう?
なぜ科学ジャーナリズムはこのオバカなウソからいつまでたっても離れられないのでしょう?
ジャーナリストなら 「誰が光速を超えたら時間が逆転すると言い始めたのか」 を取材しぜひ記事にしてください。
雑談:虫刺されにタキオン軟膏
その虫刺されを無かったことに。
冗談:物質はすべてタキオンである
光速を超えると、移動体の固有時間は虚数付きの負数となります。
この場合固定側から見ると移動体は逆方向に移動している形となります。(虚数なので実際には起こらない)
逆方向の移動速度がさらに光速を超えると今度は虚数無しの負数となります。さらにそれが光速を超えるたびに折り返しとなります。
+1 : 0~C 順行 -i : C~2C 虚逆行 -i*-i = -1 : 2C~3C 逆行 -i*-i*-i = +i : 3C~4C 虚巡行 -i*-i*-i*-i = +1 : 4C~5C 巡行 -i*-i*-i*-i*-i = -i : 5C~6C 虚逆行 4n 巡行 4n+1 虚逆行 4n+2 逆行 4n+3 虚巡行
Cのn倍以外の世代は下位世代の時間軸をつづら折れのような形で持ちます。 このため、単純に移動する場合は問題ないのですが、加速しようとすると下位世代との相互作用による抵抗が発生します。
これが質量です。
世代を重ねる程質量が増します。
逆行粒子と巡行粒子には空間占有に関する特徴があります。
逆行粒子を重ねた場合(-1*-1=1)と時間符号が変わってしまいます。 このため逆行粒子は重ねることができず、空間を占有する粒子となります。
巡行粒子を重ねた場合(1*1=1)と時間符号が変わりません。 このため巡行粒子は重ねることができ、空間を占有しません。
電子は(4*3+2=14)世代の逆行粒子です。
巡行粒子の代表としては(4*7=28)世代のウィークボゾンなどがあります。
逆行粒子の占有空間は高い世代程大きくなります。
このサイズの中に泡のように下位の逆行粒子を閉じ込めることができます。
クオーク(4*7+2=30世代)は内部に電子を持つ"d"状態と電子を持たない"u"状態があります。
虚巡行/虚逆行に関しては単に存在しえないという意見と 電荷、スピンといった性質として存在するという意見があり、結論は出ていません。
性質として存在するという意見では、電荷や整数スピンは虚巡行であり、奇数スピンは虚逆行であるとしています。
なお、驚くべきことに光子の速度は光速Cではなく5Cです。
このことは光子を何等かの空間固定媒体により補足し速度を光速以下に落とすと ごくわずかの質量が現れる可能性を示しています。
。。。てのはどう?
ま、こじつけパズルとしては面白いけど「タイムマシン」のような物語発展性はないね。
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