SAOに大規模アップデートがあったようです 作:佐藤 恵
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投稿再開します(すぐに終わりそうだけど)。
「いらっしゃい、入って」
「はい! お邪魔します!」
ここはアスナのマイホーム。今日はここで前々から企画されていた、
「キリトさん、お久しぶりです!」
「シリカ! 久しぶり」
シリカとは、リズベット武具店で偶然出会った後、すぐに意気投合しフレンド登録をして、今では週1ペースで合っている。なんか、異性への考え方が似てるんだよね。
「ヤッホー、キリト」
「リズ! あの時はごめんね」
「いいのよ。あたしも一緒に店壊しっちゃったし、修理費はカイとサイカが払ってくれたからね」
「うわぁ、因みにおいくらぐらいしたんですか?」
「ざっと、ごにょごにょ……」
「えっ! そんなにしたの!?」
「修理と同時にリフォームまでしてもらっちゃったからね。サイカの財布、今頃すっからかんなんじゃない?」
「……………………そっか」
「ん? どうしたの、キリト?」
「キリトさん?」
「…………サイカってさ、いつも金欠だよね?」
「え、えぇ」
「そうですけど……」
「…………それなのに、なんでそんな大金を支払えたんだろうね?」
「……………………確かに」
「……………………言われてみればそうね」
「…………もしかしたら、誰か悪い虫が引っ付いてるのかも」
「「へ?」」
「サイカに金を貢いで傍にいる悪い女がいるかもしれない、ってことだよ」
「い、いや、それはさすがにないんじゃ……」
「そ、そうですよ。さすがにそんなこと……」
「わからないよ? もしかしたらカイやコースケにも悪い虫がついてるかも」
「そ、そんなことあるわけないじゃない!」
「冗談もほどほどにしてください!」
「でも、自分の好きな人が急に羽振りがよくなったら、そう考えない?」
「そんなこと考えな「……………………確かに」シリカ!?」
「でしょ? よし、そうと決まったらアルゴのところに行かないと。いくらかかっても絶対に聞き出して……」
「ちょっ、キリト! 顔が! 顔が怖いわよ!?」
「また目のハイライトが消えちゃってますぅー!」
「こーら」ビシッ
「ぎゃふっ!?」
「キリト、また変なこと考えてるでしょー」
「うぅ、だからって殴ることないじゃないか、アスナー」
「そんなこと言ったって、今ものすごく怖い顔してたわよ」
「えっ! アスナから見てもそうだったの!?」
「ええそう……………………ちょっと待って、今私軽くディスられなかった!? あれよね!? 慈悲深いアスナからもそんな風に見えるの? って意味よね!? いつもから怖いアスナからもそう見えてるの? って意味じゃないわよね!?」
「「「……………………ノーコメントで」」」
「うわぁぁぁぁぁあああん!」ガチナキ
「えーゴホン、それでは前々から企画していた、
「「「イェーイ!!」
アスナの音頭で始まったのは、おそらくアインクラッド初であろう、女子会である。
特に何か特殊なこともなく、みんなで美味しいお菓子を持ち寄り、攻略とは全く関係ないどうでも良いことを話す、日本でやるのとなんら変わりのない女子会だ。
……………………少なくとも最初はそうなるはずだった。
「オラー! もっと酒持ってこんかい!! 焼酎はまだかー!?」
「アハハハハ! リズ酔いすぎよ!! アハハハハ!」
「…………どうせ私なんかが、コースケさんに振り向いてもらえるはずないんですよ! うぇーん!!」
……………………どうしてこうなった!?
きっかけは、リズが持ってきた缶ビールもどきだった。
なんでもカイが、実験中に偶然生まれた副産物を譲り受けたらしい。
《鑑定》スキルの説明によると、アルコールによる泥酔まで完璧に再現した、茅場の自信作らしい。
まぁ、ここまでは良かったのだ。
だが、持ってきた量が問題だった。
なんでもカイが悪乗りして作りすぎてしまったらしく、どう考えても4人で飲むには過剰すぎる量の酒が、テーブルの上一面に並んでいた。
そして今、テーブルの上はビールの空き缶で埋め尽くされていた。
私は、酔いに強い方だったみたいで、かなりの量を飲んでも平気だったが……………………
リズがそれに対抗して、湯水のごとく、文字通りビールを浴びながら飲んだ結果、酔いに酔いまくって大暴れ。
最初はちびちび飲んでいたアスナとシリカも、それに触発されて飲みまくった結果、アスナは笑い上戸、シリカは泣上戸状態になり、マトモなのは私だけという、実に珍しい状況が完成したのだ。
そうこうして悩んでいる間に、アスナが何か取り出した。
「じゃーん、この前作りすぎた殺人ロシアンルーレットたこ焼き!!」
「「おぉー!!」
「『おぉー!!』じゃない!」
アスナが取り出したのは、なんとも真っ赤なたこ焼きだった。名前からしても、進んで食べたいものじゃない。
「この4個のたこ焼き、3個は普通の真っ赤に着色しただけなたこ焼きですが、なんと一つだけ、私特製の超激辛調味料が入っています!!」
「「イェーイ!!」」
「『イェーイ!!』じゃない!」
「その辛さは折り紙つき! この前サイカくんに食べさせたら、圏内なのにHPが7割削れました!!」
「「それはスゴイ!!」」
「全然スゴくない!! サイカがこの前死んだ目して震えてたのはそう言うこと!? いやまぁ、死んだ目もかっこよかったけど!!」
「え? じゃあ、HP全損した激辛調味料β使う?」
「もっと嫌だ!!」
「大丈夫! ちゃんとクリスマスイベントの蘇生アイテム使ったから!!」
「全然大丈夫じゃない!! というか、なんでそんなくだらないことに貴重なアイテム使ってるのさ!!」
「それじゃあ始めよっかー!」
「「オー!!」」
「お願いだから話を聞いてー!!」
このあと、圏内で回復アイテムを使う羽目になったのは、言うまでもない。
今回は、女子会という名の飲み会でした。次回は男だけの会をやろうと思います。