【芸能・社会】法廷で“公開プロポーズ” 大麻所持初公判で田口淳之介被告2019年7月11日 19時19分
自宅で大麻を所持したとして、大麻取締法違反(所持)罪に問われたアイドルグループ「KATーTUN」の元メンバー田口淳之介(33)、元女優の小嶺麗奈(38)両被告の初公判が11日、東京地裁(長池健司裁判官)であり、2人は「間違いありません」と起訴内容を認めた。検察側は両被告に懲役6月を求刑。弁護側は執行猶予付き判決を求め、結審した。判決は30日。田口被告は小嶺被告の告白に応え、法廷で“公開プロポーズ”した。 小嶺被告が右手に持っていたハンカチを握り締めた。赤く潤んだ目から涙が一筋流れ落ち、乾いたほおに小さな川をつくった。そして、ハンカチを拭った。自身の被告人質問で「交際を続け結婚したい」と告白した後、田口被告が言葉に力を込めて応えた瞬間だった。 「僕も彼女と一緒で(交際を)続けたい。彼女は今まで私や、ファンに気を使って、自分自身を擦り減らしたと思う。彼女と真摯(しんし)に向き合っていきたい。僕自身にも責任はある。2人で注意し合いながら生きていきたいと思う」 大麻に手を染めた2人は破局ではなく、交際継続、結婚を宣言。法廷には仰天の展開が待っていた。2人は2007年に交際が発覚。小嶺被告は嫌がらせを受け、「(交際から)2~3年後に」摂食障害、睡眠障害などを発症し、「(大麻使用で)苦しみや不安が解消された」。一方、半年遅れて田口被告も「心が落ち着く、気持ちがまろやかになる」と手を染めたという。 起訴状によると、両被告は東京都内のマンションで乾燥大麻約2・2グラムを所持。検察側は約10年前の09年から所持、使用を繰り返してきたと主張、小嶺被告が入手したという。田口被告は「持っていた時には3日に1回」使用していたといい「年末年始や黄金週間には入手しづらかった」と明かした。 3年前ー。田口被告がジャニーズ事務所を退所、個人事務所を設立した時に一度プロポーズしていた。小嶺被告は「退所したばかり。ファンのことを一番に考えないとマイナスになる」と断ったという。そして、この日の法廷。逮捕された5月22日から2人は、弁護士同伴で1度だけしか会っていなかった。小嶺被告は「彼は今まで出会った中で一番温かく、優しい人」と言って結婚を望み、田口被告が応えた。まさかの公開プロポーズ劇ー。法廷は濃密な100分の恋愛ドラマと化した。
|