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2019-07-11

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・7月11日になったばかりの深夜に、
 この原稿を書きはじめたのだけれど、
 ちょっと書いては天井を見上げ、またちょっと書いては
 同じ時間に英国でやっているテニスの試合をながめて、
 そのまま、だんだん眠くなってきた。
 京都のホテルにいる。

 夕方、ご家族のところに本を届けてきた。
 まだ見本なので、ご家族のぶん三冊、それしかない。
 4年前のあの日からずいぶん時間も経ったようで、
 遅すぎるんじゃないかと思った人もいるだろうが、
 そんなふうに言われそうないまだからこそ、
 平熱の『岩田さん』が出せるようにも思う。
 ご家族と話していて、あらためてそう思えた。
 そのあたりの感じをあんまり書く気持ちになれないが、
 4年の時間があったけれど、とにかく、岩田さんは、
 ぜんぜん忘れられてなんかいなかった。
 社会面や経済面のニュースとしてではなく、
 ぼくたちの大好きなある人の本として、
 いまなら、静かに手にとってもらえるという気がする。

 いま、いまさらだけど、
 あのときよりもさみしいのは、
 じぶんと、55歳の彼との年齢の差が開いたことかな。
 いや、そんなこと、どうでもいいや。
 いっしょのリズムで生きてきた気もするもんね。

 いつもより、文字数がずいぶん少ないのだけど、
 もう書くの休んで、寝ることにします。
 また、明日ね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
朝のうちに東京に戻って、いつもの仕事に戻ります。


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