| 戦慄「南西諸島」は宇宙戦争の先駆け~前田佐和子さん講演 | ||||||
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| 戦慄「南西諸島」は宇宙戦争の先駆け~前田佐和子さん講演 【講演動画短編】(13分41秒) 7月6日、東京・スペースたんぽぽで「宇宙に拡がる南西諸島の軍事強化」大軍拡と基地強化にNO! アクション2019発足集会がひらかれた。(主催:大軍拡と基地強化にNO2019)この日、会場は満杯で75人が参加した。 元京都女子大学教授で専門は宇宙科学の前田佐和子さんの講演で、沖縄・宮古島、石垣島、与那国島、鹿児島・奄美大島等での軍事強化が、なぜ進められようとしているのか、宇宙専門家の観点から伝えられた。
前田さん(写真上)は「わたしは、自然豊かな素晴らしい地域が、次々と埋めていかれるのに堪え難い思いをしています」と憤った。 そして島々の状況をつたえ、人工衛星をつかったミサイル誘導について説明した。 去年11月、日本で4基体制の本格運用がはじまった三菱電機参画の、ニックネーム〝みちびき〟正式名称〝準天頂衛星〟は 「衛星測位」を知るための衛星である。 また、アメリカのGPS(グローバル ポジショニング サテライト=ポジショニングは即位)は地球を取り囲む24基体制で、 ものすごい国費をつかった体制をつくっていた。しかし、アメリカの企業から「自分たちにもつかわせろ」と言われ、クリントン政権時に民間もつかわれるようになった。日本もそういうのを持ちたいとの願望があるようだ。
そして、日本は宇宙の「平和利用原則」を半世紀維持してきたが、2015年1月に安倍政権が 新「宇宙基本計画」を発表した。 安倍政権は、このことを「積極的平和主義にもとづく宇宙安全保障計画である」とキャンペーンしている。 そこの目玉になったのが〝準天頂衛星〟の7基体制の確立ということだった。一般の人たちは、「民生用の利用だ」と思う人も多いかもしれない。 しかしこの体制で、総額3800億円以上の予算をつかうのはありえないとのことだ。 現在、沖縄・恩納村、石垣島、宮古島、久米島、鹿児島に属す種子島、茨城・常陸太田(ひたちおおた)、兵庫・神戸にアンテナがある。 通常、準天頂衛星から出した電波をスマホ、カーナビ、場合によってはミサイル受信機が自分の位置を知る。 しかし、南西諸島につくられた追跡管制局では、衛生からの電波を直接ユーザーに送らず、追跡管制局で一旦受信する。そこから地上ケーブルでデータが、 茨城・常陸太田の主管制局に送られ、データを補正する。それから補正したデータを、沖縄・恩納村のJAXA 宇宙通信所に送られる。 それが、再び準天頂衛星に戻され、ユーザーに送られる。こういったシステムをつくっているのは〝南西諸島〟だけとのことだ。
それから、オバマ政権の〝核なき世界〟の構想の切り札が〝極超音速滑空飛翔体〟だ。「通常兵器型〝即時〟全地球攻撃」で核兵器としていない。 これまで、アメリカが2010年、中国が2017年に、この実験をしてきた。だが日本は、アメリカや中国のように〝極超音速〟 と書かず〝島嶼防衛用高速滑空弾の要素技術の研究〟と言った。去年1年で100億円、今年は138億円。これを2025年までかけて、合計678億円で開発。そして翌2026年に配備する予定でいる。 また、「クラスター爆弾禁止条約には抵触しない」とし、禁止条約の法の目をくぐってつくられている。 日本は、〝高速滑空弾〟と言った兵器を〝はやぶさ2〟もつかい開発している。 前田さんは「オリンピックから様変わりすると思われる計画は、2022年から陸上自衛隊の宇宙専門部隊がつくられる。また、2023年の準天頂衛星7基体制の確立、2026年の島嶼防衛用高速滑空弾の実用化。そして今年、島嶼防衛用高速滑空弾部隊(陸自)の新編」をつたえ、「島嶼防衛戦争というのは、巨大な予算をかけて、新しい宇宙戦争の技術開発をするための口述をあたえていること」とし「次の新しい戦争にむかって、技術を開発する体制をつくっているのではないかと思っています」と「南西諸島の軍事強化」の問題の本質を語った。 もうすでに、米、中、露では〝電磁パルス攻撃〟で、約半径1100キロメートルの、北海道から鹿児島までを覆う攻撃兵器が用意されている。 現在、参議院選挙の真っただ中。戦争する安倍政権を選ぶのか、そうでない政党を選ぶのかが問われている。(見雪恵美) 集会&講演全編動画はUPLNをご覧ください。 クリック →(UPLAN動画115分) Created by emi. Last modified on 2019-07-11 21:13:09 Copyright: Default |