2011/2/16
ウルグアイ。
南米の隅々を知ったつもりでいたがまだまだ知らない。
ブラジルからウルグアイの首都のモンテビデオまで長距離バスでやってきた。
降り立ったそこはヨーロッパの空気感。
そこから同じ景色の繋がる草原を10時間走ってサルトという町までやってきた。
安宿から歩いてオカッパリでも50cmぐらいまでの小型サイズなら
トップで簡単に釣れる。ダイブペンシルをジャークすれば一発だ。
パンタナールは一体何だったのかと思う程に。
そもそもドラードはトップに頻繁にアタックしてくる魚ではない。
しかし、それには理由があった。
南米大陸を北から南に向かって流れるウルグアイ河。
この大河はレプレッサ(ダム)によって完全に堰き止められている。
鮭のように河を遡上するドラードは完全に行き場を失い、
かつ巨大な個体ほど超激流を好んで捕食場にするという習性から
この巨大ダムの放水口から200m程の区間に巨大ドラードがクソほど溜まる。
人間が堰き止めた大河。
ドラードを一網打尽にできる環境を人間が作ってしまった。
自然界からするとこんなとんでもないことが現実に起きている。
あまりにも簡単に釣れすぎるので
ダムの管理局及び特定業者が規制をかけて管理開放している。
時間単位で結構な高額を払わなければエントリーできない。
しかも一ヶ月以上予約で埋まっている。
肩の脱臼も直らないし、
金ももうほとんど持っていない。
3時間だけエントリーできる権利を
旅の途中で偶然一緒になった私と同じようないきあたりばったり系の
チリのフィッシャーマンが話をつけてきた。
肩が壊れるのを計算に入れても一瞬の勝負だ。
簡潔に述べると
もう、どこに投げても食ってくる。
その瞬間はやはり楽しい。
巨大なドラードは獲ったが
残念ながらこの釣りにはロマンはない・・

GoogleEarthで見て確認はしていたが、まさかここまで
完全に遮断されているとは知らなかった。
だからダム放水口付近はとにかく凄い数とサイズ。
世界記録級が一投目で来たりする。
もう、すぐに十数kgサイズなどいらなくなる。
他の自然な河なら絶叫するキングサイズのはずなのに。
釣りという行為自体そのものを考えさせられる場所だった。
群がるドラードの興奮の終了後に何とも言えない
筆舌し難い虚無感に襲われる。
人間の手によって隔たれた悲しき大河。
その名はリオ・ウルグアイ・・
爆発。その本当の意味を知りたい。
南米の隅々を知ったつもりでいたがまだまだ知らない。
ブラジルからウルグアイの首都のモンテビデオまで長距離バスでやってきた。
降り立ったそこはヨーロッパの空気感。
そこから同じ景色の繋がる草原を10時間走ってサルトという町までやってきた。
安宿から歩いてオカッパリでも50cmぐらいまでの小型サイズなら
トップで簡単に釣れる。ダイブペンシルをジャークすれば一発だ。
パンタナールは一体何だったのかと思う程に。
そもそもドラードはトップに頻繁にアタックしてくる魚ではない。
しかし、それには理由があった。
南米大陸を北から南に向かって流れるウルグアイ河。
この大河はレプレッサ(ダム)によって完全に堰き止められている。
鮭のように河を遡上するドラードは完全に行き場を失い、
かつ巨大な個体ほど超激流を好んで捕食場にするという習性から
この巨大ダムの放水口から200m程の区間に巨大ドラードがクソほど溜まる。
人間が堰き止めた大河。
ドラードを一網打尽にできる環境を人間が作ってしまった。
自然界からするとこんなとんでもないことが現実に起きている。
あまりにも簡単に釣れすぎるので
ダムの管理局及び特定業者が規制をかけて管理開放している。
時間単位で結構な高額を払わなければエントリーできない。
しかも一ヶ月以上予約で埋まっている。
肩の脱臼も直らないし、
金ももうほとんど持っていない。
3時間だけエントリーできる権利を
旅の途中で偶然一緒になった私と同じようないきあたりばったり系の
チリのフィッシャーマンが話をつけてきた。
肩が壊れるのを計算に入れても一瞬の勝負だ。
簡潔に述べると
もう、どこに投げても食ってくる。
その瞬間はやはり楽しい。
巨大なドラードは獲ったが
残念ながらこの釣りにはロマンはない・・
GoogleEarthで見て確認はしていたが、まさかここまで
完全に遮断されているとは知らなかった。
だからダム放水口付近はとにかく凄い数とサイズ。
世界記録級が一投目で来たりする。
もう、すぐに十数kgサイズなどいらなくなる。
他の自然な河なら絶叫するキングサイズのはずなのに。
釣りという行為自体そのものを考えさせられる場所だった。
群がるドラードの興奮の終了後に何とも言えない
筆舌し難い虚無感に襲われる。
人間の手によって隔たれた悲しき大河。
その名はリオ・ウルグアイ・・
爆発。その本当の意味を知りたい。
投稿者:TERU