2009/2/17
早いものでこのボンバダアグアで出した画像も軽く1,000枚は突破した。
まだ数万枚の画像が残っている。まだまだ紹介するのには時間がかかりそうだ。
今日の記事は全国のプレコファンに捧げよう。そして、エコロジストに。
幾種もあるプレコファンにも色々おられるが、プレコの中の鬼、“トゲトゲプレコ”ことトリム系について。
Rio.XINGには俺の友達ハイムンドというペスカドールがいる。
この男はウルトラスカーレットトリムプレコという赤鬼プレコ専門の漁師だ。

このプレコの漁法は空気を送り込むホースを口に銜え日光の届かない深い所に水中ライトを持って潜り岩の間にこのトゲだらけの魚を追い込んで手掴みで岩から引き剥がすという「強い男。」にしか出来ない技だ。

しかし、昨年、IBAMA(ブラジル環境・再生可能天然資源院)によりこのトリムプレコの規制が始まった。
もう、獲ることは出来ない。捕まれば返せることもできない程の罰金が科せられる。
しかし、どうやっているのかはわからないが、法の網に引っかからずにアノ手コノ手で日本には少なからず現在流通しているのは事実だ。
もし、手にいれることが出来た幸運なあなたは、現地のこの男のことを思い出して大事に飼育してほしい。
成長すればこんなにも素晴らしい魚になるのだから。
赤鬼トリム。

規制前の2007年撮影。
現地名アサクーピララーラ。 Rio.XINGには謎の赤鬼がまだいる。
印象に残ったことがある。
この男は規制され他のプレコよりも高額な自分の本職が無くなった状態にも係わらず、何一つ文句を言わなかったことだ。
俺の経験ではAMAZONの中でもとりわけ凄腕の漁師というものは寡黙な人物が多い。
ふとした瞬間に哲学的な横顔を垣間見る。
本職を失ったアサクーピララーラ漁師。
しかし、生活のため遊んでいるわけにはいかない。
男は今日も他の違うプレコを求めて漁に出る。

自然を破壊してはいけない。と、うそぶく身勝手な先進国のエセ・エコロジーにはもううんざりだ。
悪い人が漁をしているのではない。
悪い人間が森を伐採しているのではない。
実際お世話になる人達は実に人間らしく、いい人達ばかりなのだ。
例えば割り箸など後進国から得るものだけは得て、森は伐採するなと批難するのはあまりにも身勝手すぎる。
進歩するなというのもそうだ。
誰でも携帯電話使ってみたいし子供だってプレイステーションしたいわな。
どこに問題があるのかよく考えなければならない。
熱くなったが、今日はこれ以上そこまで論議しない。
これからはそういうことも含めて書いていこうと思う。
ただ、この魚を運よく手に入れることができた人は真剣に大事に飼育してほしい。
矛盾していることを言っているが、現に日本でこの魚は生きている。
飼育歴が浅い、技術も設備もない人間が飼うべきではない。
流行りで飼うべきではない。
この魚の真の魅力がわかる人だけが大事に飼うべきだ。
それが現地で見てきた、
生活してきた私が伝えることのできるほんの小さなことだ。
まだ数万枚の画像が残っている。まだまだ紹介するのには時間がかかりそうだ。
今日の記事は全国のプレコファンに捧げよう。そして、エコロジストに。
幾種もあるプレコファンにも色々おられるが、プレコの中の鬼、“トゲトゲプレコ”ことトリム系について。
Rio.XINGには俺の友達ハイムンドというペスカドールがいる。
この男はウルトラスカーレットトリムプレコという赤鬼プレコ専門の漁師だ。
このプレコの漁法は空気を送り込むホースを口に銜え日光の届かない深い所に水中ライトを持って潜り岩の間にこのトゲだらけの魚を追い込んで手掴みで岩から引き剥がすという「強い男。」にしか出来ない技だ。
しかし、昨年、IBAMA(ブラジル環境・再生可能天然資源院)によりこのトリムプレコの規制が始まった。
もう、獲ることは出来ない。捕まれば返せることもできない程の罰金が科せられる。
しかし、どうやっているのかはわからないが、法の網に引っかからずにアノ手コノ手で日本には少なからず現在流通しているのは事実だ。
もし、手にいれることが出来た幸運なあなたは、現地のこの男のことを思い出して大事に飼育してほしい。
成長すればこんなにも素晴らしい魚になるのだから。
赤鬼トリム。
規制前の2007年撮影。
現地名アサクーピララーラ。 Rio.XINGには謎の赤鬼がまだいる。
印象に残ったことがある。
この男は規制され他のプレコよりも高額な自分の本職が無くなった状態にも係わらず、何一つ文句を言わなかったことだ。
俺の経験ではAMAZONの中でもとりわけ凄腕の漁師というものは寡黙な人物が多い。
ふとした瞬間に哲学的な横顔を垣間見る。
本職を失ったアサクーピララーラ漁師。
しかし、生活のため遊んでいるわけにはいかない。
男は今日も他の違うプレコを求めて漁に出る。
自然を破壊してはいけない。と、うそぶく身勝手な先進国のエセ・エコロジーにはもううんざりだ。
悪い人が漁をしているのではない。
悪い人間が森を伐採しているのではない。
実際お世話になる人達は実に人間らしく、いい人達ばかりなのだ。
例えば割り箸など後進国から得るものだけは得て、森は伐採するなと批難するのはあまりにも身勝手すぎる。
進歩するなというのもそうだ。
誰でも携帯電話使ってみたいし子供だってプレイステーションしたいわな。
どこに問題があるのかよく考えなければならない。
熱くなったが、今日はこれ以上そこまで論議しない。
これからはそういうことも含めて書いていこうと思う。
ただ、この魚を運よく手に入れることができた人は真剣に大事に飼育してほしい。
矛盾していることを言っているが、現に日本でこの魚は生きている。
飼育歴が浅い、技術も設備もない人間が飼うべきではない。
流行りで飼うべきではない。
この魚の真の魅力がわかる人だけが大事に飼うべきだ。
それが現地で見てきた、
生活してきた私が伝えることのできるほんの小さなことだ。
投稿者:TERU