【ドラニュース】竜4連勝締め!2位射程2差 目で殺す 今季初の終盤逆転劇2019年7月11日 紙面から
打てなくても、ひっくり返した! 中日は10日の広島戦(ナゴヤドーム)で0-1の8回に連続押し出し四球で2点を奪い逆転勝ち。前半戦を借金6の5位で終えたが、2位タイのDeNA、阪神まで2ゲーム差。Aクラスを射程圏にとらえた。 厳しい戦いを制して1点差の勝利をつかむと、ベンチの与田監督は興奮気味に、周囲と力強いハイタッチを繰り返した。「ホントによく頑張ってくれた。それだけです」。勝利監督インタビューの第一声も心なしか上ずった。4連勝で前半戦をフィニッシュ。借金6で順位は5位ながら、2位タイのDeNA、阪神まで2ゲーム差と迫った。 苦しい戦いだった。5回までパーフェクトだった先発・ロメロは、6回に1点取られ先制を許してしまう。ジョンソンを打ちあぐんだ打線は、7回1死三塁のチャンスでも、井領のセーフティースクイズが投手正面へ行き、三走・遠藤がかえれず重い空気も漂った。それでも8回、チーム一丸の攻撃で、最高の結末をもたらした。 先頭・平田が出塁。無死一、二塁から堂上が必死の送りバントを成功。その後2死満塁となるとナゴヤドームのボルテージが最高潮に達した。まずは代打・藤井。フルカウントから押し出しの四球を選んで同点だ。続く京田もストレートの四球で押し出しで一気に勝ち越し。今季は6回終了時に負けていると0勝30敗だったが、この展開で初勝利ともなった。 「(押し出しは)緊張感のある中でストライク、ボールの見極めをよくしたと思う。堂上も決して簡単ではない状況で、何とかうまく決めてくれた。(二塁走者の)平田のスタートも素晴らしかった」。つないでつないで逆転をもたらした選手たちを、与田監督はたたえた。「みんなが執念を持って、勝ち越しという意識が強かったと思う」。タイムリーや本塁打が出たわけではない。チーム一丸になって執念でつかみとった逆転劇に胸を熱くした。 前半戦は37勝43敗。予想以上の故障者も出て苦しかったこれまでを「何とかしっかり勝たせないといけない試合は多かったと感じている」と振り返った。それでも、上げ潮ムードで前半戦を締めた。徐々に戦力も整い、いい位置につけて後半戦を迎えることができる。
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