岐阜、愛知両県で家畜伝染病「豚(とん)コレラ」の感染が拡大している問題で岐阜県は10日、新たに加茂郡七宗町の養豚場で死んだ豚などから感染を確認したと発表した。飼育豚約400頭の殺処分は、作業する県職員らの熱中症予防のため、同日夜に開始する見通し。殺処分した豚の埋却など一連の防疫措置は13日までに完了する見込み。
県内で感染が確認された施設は20カ所目。今月3日には恵那市内の養豚場で判明している。今回の発生農場を含むと県内全体の48%に当たる約5万7千頭が殺処分されたことになる。
県によると、発生農場から半径3キロ圏内の移動制限、同10キロ圏内の搬出制限の対象区域内に飼育施設はなかった。農場が8日に出荷した関市内の食肉処理施設は搬入を一時制限された。
国と県は3月、今回の発生農場に衛生管理の不備を指摘し、5月までには改善を確認したが、6月下旬に消石灰の散布範囲などが不十分と県が指導していた。