番組情報
- <FNSドキュメンタリー大賞>この子の未来 ~共生社会の現実~<Wナイト> ウェブ検索
- 7/11 (Thu) 3:00 ~ 3:55 (55分) この時間帯の番組表
- フジテレビ(Ch.8)
- ドキュメンタリー/教養 - ドキュメンタリー全般
番組概要
年齢や障がいの有無に関わらず、住み慣れた地域でともに暮らす「共生社会」。実現に向けた鍵は何なのか。障がいを抱えながら地域で生きたいと願う家族の物語。
番組詳細
今、年齢や障がいの有無に関わらず、住み慣れた地域で誰もが暮らせる社会「共生社会」の実現に向けた取り組みが動き出している。きっかけは2006年。国連が、障がいの有無に関わらず、ともに学ぶ教育「インクルーシブ教育」を採択。遅れること6年。日本では2012年に、文部科学省がインクルーシブ教育の方向を打ち出した。富山県内でも、共生社会やインクルーシブ教育を考える研修会などが開かれるように。
こうした中、障がいを抱えながら、地域で生きたいと願う家族がいる。富山市内の新興住宅地で暮らす、荒城一家。次男の恵良(けいすけ)(7歳)は、発達障がいのひとつである自閉症と、重度の知的障がいを抱えている。恵良は、就学前、地域から離れた特別支援学校を薦められていたが、富山市教育委員会や学校と粘り強く交渉を重ね、地元の小学校に入学。重度の知的障がいを抱えた児童を受け入れることが初めてだった小学校は、
発達の特性に応じて必要な支援をする「特別支援学級」を増やし、対応にあたった。しかし、共生社会の理念と現実の差に直面する。入学からわずか3か月あまり。小学校は、恵良の母親である和恵に、支援学校への転校を打診をする。最適な学びの場として環境が整っていないため、専門性の高いところで過ごす方が、恵良のためだという判断だ。これが共生社会に向けたインクルーシブ教育なのか。 富山県の共生社会の今を見つめた。