第九話:暗殺者は説得する
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フラントルード伯爵の心を計画通り射止めた。
前世の俺であれば、なんの感慨もなく淡々とやるべきことをやれたのだろうが、今の俺にとってはかなり苦痛だった。
お互いのために成功して良かった。
色仕掛けなんてものが確実に成功すると思うほど楽観的ではない。
もし、それが成功しなかった場合に行うバックアッププランは用意してあり、色仕掛けと比べ数段悪辣だったのだ。
そして、俺は拝借した部屋で彼を待っている。
もはや、ルーという貴族令嬢の仮面は脱ぎさってルーグ・トウアハーデとしてここにいる。
彼が一人ひとりに個室を用意してくれただけあって、この部屋にいるのはオレ一人。
扉が勢いよく開かれる、品のいい貴族にはあるまじき行儀悪さ。
よほど、ルーの返事が楽しみだったのだろう。
「ルーの答えを聞かせてください!」
上気した顔で、希望に満ちた問をしてくる。
その手には美しい花束があった。
「悪いな、おまえの恋した女はここにはいない」
冷たく、現実を告げる。
「どうやって俺の屋敷に入りこんだ!?」
「騒がないほうがいい……騒げば、彼女の命はない」
呆然とするフラントルード伯爵の背後に回り、扉を閉め、彼の背中を押すと、よろめき、そして俺が用意した椅子に足を引っ掛けて、座り込む。
「いったい、君は誰だ!?」
「誰だとは心外だな。おまえが嵌めようとしている相手だ。ルーグ・トウアハーデ、知らないとは言わせない」
奴は絶句し、視線を逸らす。
「なぜ?」
「なぜとは? なぜ、王都での企みに俺が気づいたかを言っているのか? なぜ、遠い辺境のトウアハーデにいるはずの俺がここにいるのかを言っているのか? なぜ、フラントルード伯爵が偽の証言をすることに気づいたかを言っているのか? いや、もしかしたら、ルーという少女とおまえが恋仲になりつつあることなぜ知っているのかを聞いているのか?」
交渉を有利に進めるために、相手にこちらはなんでも知っていると思わせる。
実際、だいたいのことは知っているのだが。
フラントルード伯爵の顔は蒼白だ。
「話し合いをしようか。できれば紳士的にいきたいと思っている。だがな……、今回のことはさすがに頭に来ているんだ。フラントルード伯爵の態度次第じゃ、自分が何をするかわからない」
そう言いつつ、首飾りを投げる。
昨日、ルーとしての俺が身につけていたもの、強く印象に残すために母の形見で宝ものと話しておいた。
「それっ、それは、ルーの」
「ああ、交渉材料に使えると思って攫っておいた」
「ふざけるな! 彼女はこの件に関係ない!」
「関係なくはないさ、おまえの恋人なんだからな。……恋人のせいで、命を危険に晒すとはね。まったく可哀想な子だ。同情するよ」
「俺と彼女は恋人じゃない!」
「……まだ、だろう。部下がさらうときに、おまえの名前を叫んだそうじゃないか。実際、こうしてフラントルード伯爵は動揺している」
「かっ、彼女のために意志を曲げることはない。俺はフラントルード家のために、父すら殺したんです。恋した女の一人や、二人ぐらい、切り捨てて見せましょう」
頭は悪くないらしい。
人質を取られた際に、もっとも有効なのは人質には価値がないと思わせること。
価値がある限り、相手は利用しようとするのだから。
ただ、どうしようもなく演技が下手だ。こういう修羅場の経験はないのだろう。
反面、俺はこういう相手にしてきた経験がそれなりにある。
“説得”は容易い。
「なるほど、では今日は引き返すとしようか。明日は、彼女の指を一、二本土産にもってくるよ。そうだ、彼女の無事を知りたいだろう。切り落とした指から滴る血で手紙を書かせてやろうか? 指がなくなるまで毎日届けてやる」
耳元まで顔を近づけ囁く。
本物の殺意を乗せて。
いくら、強がろうと彼の日常は、死の香りとは離れすぎている。
初めて触れた冷たい世界と本物の暗殺者が放つ殺意。
それは、彼の虚勢を剥がすには十分。
「まっ、待ってくれ。ルーは無事なんでしょうね?」
「ああ、おまえが変なことをしない限りは丁重に扱うと約束しよう」
「何が目的ですか? 俺にいったい、何をやれって言うんですか!?」
「ほう、ちゃんとわかっているようだな」
拍手をしてやりたい。
恐怖で歯をガタガタと音を鳴らしながら、それでも思考は止めていない。
俺がこいつを殺さずに交渉なんてものをしている時点で、目的は報復じゃないことにきちんと気付いている。
ここで襲いかかってこないのも、人を呼ばないのも正解。勇者並の化物を取り押さえることが不可能なのもわかっている。
「裁判で証言をする際、俺の用意した脚本を読むこと。それができたら、女は返してやる」
無造作に、手紙を投げる。
そこに書かれているものを見て、彼は脂汗をだらだらと流す。
「俺にカロナライ侯爵を裏切れと。できないっ、彼は俺の恩人です」
「……恩人ねぇ」
そこに書かれている内容は、カロナライ侯爵に脅され、金を握らされ、偽の証言をさせられたことを告げるもの。
今回の黒幕はカロナライ侯爵であり、彼が俺に罪を着せようとしたのだ。
「第一、こんな発言をしたら、俺は破滅します。カロナライ侯爵に冤罪をかけようとしたことになる」
「ああ、それは大丈夫だ。裏はとれている。フラントルード伯爵が罪に問われることはない」
別の資料を投げる。
そこには、実際に被害者が殺された場所についての情報と証拠、カロナライ侯爵が取り巻きの貴族を使って死体の運搬を指示した痕跡。
……実はこれは一部の真実と大部分の脚色でできた偽物。おおよそ間違っていないとはいえ、まだまだ必要な情報が足りていない。
それでも、恐怖と緊張で視野が狭くなっている男を騙すには十分。
今はこれでいい。
この瞬間も国中の諜報員たちが、この資料を完璧にするために動いている。
とはいえ、資料が完璧になってもカロナライ侯爵を追い詰めるには一歩だけ足りない。この男が必要なのは、その一歩を埋めるため。
「そんな、なんで、ここまで、ありえない、だって、この計画が動いてから、たった、数日で、これだけの情報と証拠を集めて俺のところまでこれるんです。どうやっても計算が合わない!」
「知らないのか、勇者とは違い【聖騎士】は女神によって選ばれた。枕元で女神が教えてくれたよ。世界の救済を邪魔するものが現れたとね。そして目が覚めたら王都にいた」
笑ってしまいそうなほどチープな嘘。
しかし、圧倒的な情報伝達速度と移動速度、二つのありえないが神の御業としか思えなくした。
加えて、俺は以前から【魔族殺し】の術式を世界中に広める際に、女神の神託という言葉を便利に利用していた。
貴族であれば、【聖騎士】ルーグ・トウアハーデが女神の声を聞けるというのは、よく知られた話。
「女神が言っていたよ。世界を救う邪魔をするものたちは、今後一切の祝福が訪れない。……おまえの人生は終わったんじゃないか?」
「俺は、俺は、そんなつもりじゃ。世界の救済を邪魔するつもりなんて、女神に見放されるなんて思ってなくて、そんな、俺は……」
「おまえがどんなつもりだったかは関係ない、事実として、女神に選ばれ、世界を救う俺の邪魔をした」
奴が椅子からずり落ちた。
さて、これぐらいで鞭は十分か。
説得の基本は飴と鞭。
鞭でさんざん叩いたあとは、飴をやらねば。
「だが、救われる方法が一つだけある。俺の言う通りに証言をするんだ。まだ、邪魔をするつもりなだけで、邪魔をしていないだろう? むしろ、俺に協力すれば、世界を救う手助けをしたことになる。女神様も喜んでくれる。今後の人生、女神に祝福してもらえるかもしれない」
「俺が世界を救う手助けをですか? でも、カロナライ侯爵を裏切れば、貴族社会じゃ、それに、俺には金が、金が必要なんです」
「気にする必要はない。なにせ、カロナライ侯爵は裁判のあと罪人になる。罪人に権威もクソもない。裏切っても誰も責めないさ。それに金ならここにある。協力するならくれてやる」
俺は【鶴皮の袋】から金貨がぎっしり詰まった袋を取り出し、彼に握らせる。
この国ではすでに紙幣が使われ始めたが、他国とのやりとりでは未だに金貨が現役だし、国内でもまだまだ使える。
紙幣ではなく金貨を使うのは、彼の心を支配するため、より金だという実感が強いものを選んだ。この重みと音と輝きが人の心を狂わせる。
彼は目の色を変えて、金貨袋を開いて、中身を確認する。
「すごい、なんて量」
「ケチなカロナライ侯爵が約束した金の三倍だ。それで、おまえの父親が用意した借金はチャラだ。もう、あんな成金共に従う必要はない。それどころか、領地を盛り上げることもできる」
カロナライ侯爵は様々なミスをした。
計画を早めるために杜撰なことばかりしているからこそ、やらかした痕跡がそこらかしこに残っている。
何より、買収のために必要な金をケチった。
もっとも重要な証人の買収で、たかだか金貨千枚としか言えないせこさと器の小ささが奴の首を締めた。
「あっ、あああ、あああ」
鞭の後の飴はさぞかし効いたようだ。
もう、あとひと押ししたら、完全に彼の心は折れる。
交渉の基本は飴と鞭ではあるのだが、一流はここに隠し味を足す。
「それに、おまえを騙して搾取したカロナライ侯爵に一泡吹かせたいだろう」
「あの人が俺を騙した? なんのことですか」
「まさか、気付いてないのか?」
やれやれと肩を竦めて見せる。
「おまえはカロナライ侯爵に、父が買い集めたガラクタを買ってもらえたことを恩に感じている。成金どもを紹介してもらったから、貴族の誇りを売って日銭を稼げた、そう思っているんじゃないか?」
「そのとおりです。彼があのガラクタを買ってくれなければ、とっくにフラントルード家は終わっていたんです。あの成金たちを紹介してくれたのも彼だ。だから、俺には彼を裏切ることなんて」
演技ではなく、こいつは本気でカロナライ侯爵を恩人だと思っているらしい。
これは傑作だ。
「……お人好しにもほどがあるな。おまえの父親が集めた美術品には偽物もあった。だがな、九割は本物だったよ。残り一割も本物に迫る贋作で、ちゃんと価値がある」
「うそだ! 何人も鑑定士を呼んで確かめたんだ」
「何人いようが、全員カロナライ侯爵の紹介だろう。カロナライ侯爵の息がかかっていたんだよ。面白いものを見せてやろう。おまえがカロナライ侯爵に売った美術品、その売り先のリストだ。たとえば、ガラティアの首飾りはドライラ男爵家にある、フラットーラの壺はマルイーダ子爵の元に、ファラン・フロート作の風景画は豪商バロールのもとへ、全部、カロナライ侯爵が高値で売った。俺の言葉が信じられないなら、この中に知り合いが一人や二人はいるだろう。屋敷に訪れて、見せてもらうといい。気分よく、宝自慢して、高価だったと鼻息荒くするぞ」
「そんな、まさか、そんなこと」
「おまえの父親は愚かではあったが、物を見る目は確かだった。美術品には買い集めた値段以上の価値があったんだ。それを適正な値段で売っていれば今頃借金どころか金持ちだ。あと、おまえが紹介してもらった成金どもだが、奴らからカロナライ侯爵は仲介料を受け取っている。カロナライ侯爵はうまいことをするな、フラントルード家と違って、何も失うことなく金を稼いでいる。ようするに、フラントルード伯爵は、食い物にされていたんだ。これを許せるか?」
調べてみて、笑いが込み上げてきた。
ここまで見事に騙して搾取しているケースなんてそうそう見られない。
フラントルード伯爵は、頭はいいのだが世間知らずな上、父が愚かだと思い込み過ぎた。
そこを簡単につけ込まれていた。
「……俺は、俺は、なんてことを……許せない、許せない!」
「なら、報いを受けさせろ。真犯人がカロナライ侯爵だという証拠はここにある。あとは証言一つで、カロナライ侯爵は破滅だ。裁判が終われば、この金で生まれ変わればいい、帰ってきたルーと共にな」
「恨みを晴らし、金とルーが俺のもの、あっ、ああ、なんて、素晴らしい未来でしょうか」
「きっと、世界を救う助けをしたおまえとルーには女神の祝福が降り注ぐだろうな」
「女神様が、許してくださる。女神様に祝福されて、ルーと幸せに」
ごくりと生唾を飲む音が聞こえて、フラントルード伯爵が金貨袋を抱きしめる。
彼は恐怖から解き放たれ、その目には最高の未来しか映っていない。
交渉の基本は飴と鞭、……そこに俺が追加した要素は復讐心。
もはや、フラントルード伯爵は俺の操り人形。思い通りに踊ってくれる。
これで、王都での仕事は終わった。
さっさとトウアハーデに戻ろう。
そして、世界中の目と足を使い、カロナライ侯爵を追い詰め、裁判の日、何食わぬ顔で、俺を嵌めようとしている奴を嵌めてやるのだ。
牢獄の中で、一生俺に手を出したことを後悔させてやろう。
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