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【ドラニュース】

藤嶋、復帰戦でまさか危険球

2019年7月10日 紙面から

中日-広島 5回表1死一、二塁、藤嶋が松山に頭部死球を与える(今泉慶太撮影)=ナゴヤドームで

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 右手血行障害を乗り越えて復帰してきた藤嶋が、待望の今季初登板を果たした。5回から2番手として、昨年9月25日のヤクルト戦以来となる1軍マウンドへ。最初の打者・菊池涼は三振に仕留めたが、1死一、二塁から松山にまさかの頭部死球。1ボールからの2球目に投げた141キロ直球は少し手元が狂い、危険球退場となった。

 「松山さんには申し訳ないことをしました」。頭部死球になったことに謝罪した。ただ、確かな手応えも感じていた。「いいボールがいっていたと思う。手応えはある。しっかり準備をしてきたので、後は自分が精いっぱい、マウンドで頑張るだけ」とも話した。

 与田監督は「非常に投げっぷりが良かった。体調に問題がなければ、また明日にでも使いたい」と言った。この先リリーフの一角を任せたい右腕が、臨戦態勢を整えて復帰してきたことは確認ができた。

 藤嶋は名前がコールされた時にもらった大歓声について「うれしかった。この声援に応えたい」。そして「次に逃げたら松山さんも変に思うのでは。また投げることがあったら、逃げずに全力でいきたい」と気持ちを切り替えて球場を後にした。 (井上洋一)

 

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