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【芸能・社会】

ジャニー喜多川さん死去 87歳くも膜下出血

2019年7月10日 0時24分

87歳で死去したジャニー喜多川さん

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 嵐など多くの男性アイドルを育てた芸能プロダクション「ジャニーズ事務所」社長のジャニー喜多川(じゃにー・きたがわ、本名喜多川拡=きたがわ・ひろむ)さんが9日午後4時47分、解離性脳動脈瘤(りゅう)破裂によるくも膜下出血のため東京都内の病院で死去した。87歳。米ロサンゼルス生まれ。葬儀・告別式は事務所のタレントらで家族葬として行う。日取り、喪主などは未定。

 ジャニーさんは6月18日午前11時30分に体調不良を訴え救急搬送され、そのまま帰らぬ人となった。

 今月1日になってジャニーズ事務所が入院を発表し、くも膜下出血であることも明らかにしていた。これを受け、嵐の松本潤(35)がグループを代表しコメントを発表。「翌日に(メンバー)5人でお見舞いに行き、その後もそれぞれ時間があるときになるべく病室に通っている。今はジャニーさんが一日も早く元気に回復してくれることを祈っています」と語っていた。その後、東山紀之(52)ら事務所タレントが次々にイベントやテレビ番組で発言し、ジャニーさんの早期回復を願っていたが、かなわなかった。

 ジャニーさんはあおい輝彦ら4人組のジャニーズを筆頭に、フォーリーブス、SMAP、嵐などのアイドルグループや、近藤真彦ら人気歌手を次々と世に送り出した。男性が歌って踊るスタイルを確立、俳優や司会もこなす多才なアイドルたちが熱狂的なファンを獲得した。

 プロデューサーとしても手腕を発揮。KinKi Kidsの堂本光一主演のミュージカル「SHOCK」シリーズなど、大掛かりな装置を取り入れた舞台やコンサートを次々と行い、「最も多くのコンサートをプロデュースした人物」などとして、ギネス世界記録に認定された。

 

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