日本銀行

1877年 松方正義が渡欧してフランス蔵相レオン・セーと会談し、レオン・セーが日本に中央銀行設立を勧める。このレオン・セーのボスがフランス・ロスチャイルド家4代目の当主アルフォンスであった。


「カレイドスコープ」Thu.2012.11.29 の記事より、抜粋、転載
いつまで続けるのか日銀!不可解な亡国の金融政策
日銀は、「三井-ロスチャイルド」の牙城


安倍晋三が提案している日銀法改正ですが、「日銀は雇用の最大化に努めなければならない」という条文を入れて、日銀の雇用の改善への義務付けるというのは妥当です。

日銀の金融政策だけ雇用の改善は無理だ、という意見があるようですが、そうではなく、これは日銀の悪しき慣習に切り込み、一石を投じているのです。

日銀の客員研究員だったリチャード・A・ヴェルナー氏と、元日銀マンの石井正幸氏との対談形式で書かれている本-福井日銀危険な素顔の中で、「日銀のプリンス」と言われていた福井俊彦が、どのようにして30歳代で将来の日銀総裁になることが決められたのか、その内幕が暴露されています。(絶版なので、こちらの記事から抜粋)



●「失業率8%は当然」国民が苦しんでいても何とも思わない人

ヴェルナー:

昨年(2002年)の11月に福井さんに会った時、彼は「失業率は8%を!目指すべきだ」と耳を疑いたくなるような言葉を口にした。

福井さんが実際にそうした政策を行うかどうかは別問題だが、基本的には福井さんは失業率が高くなっても平気な人だ。

石井:

失業率8%でもなんとも思わないという意識は論外だ。だから、福井さんは国民が不況に苦しんでいてもなんとも思わない。

ヴェルナー:
それが日銀のプリンスのやり方だ。国民のことは全然考えない。

この本によると、日銀の総裁はバカでもなれることになる。
円の支配者」に忠誠心を示せば、30代ですでに将来の日銀総裁が決定していることになるのです。

日銀の「独立性」とは、日本国民のために「通貨と物価の安定を第一考える」ためではなく、「円の支配者」の望むとおりの金融政策を実行することになります。

二人の会話は続きます。


●福井総裁就任は30年前から決まっていた


ヴェルナー:
今から30年以上も前に、日銀の内部の偉い人たちが集まって、2000年あたりの総裁は福井俊彦にしようと決めていたからだ。
こうした計画が実は1960年代の終わりからあった。それ以来、福井さんはずっと日銀のプリンスと呼ばれていた。

●プリンスの条件は能力ではなく忠誠心

ヴェルナー:

総裁の選び方はどう考えてもおかしい。
若いうちに、たとえば32~33歳で65歳から70歳の時期の総裁を決めるのは、どう考えても能力主義ではない。

同期や同世代の人たちに「おれが総裁だから、君たちはどんなにがんばっても総裁になれない」という逆インセンティブを与えてしまう。こんなやり方は、どう考えてもやはりおかしい。

石井:
若いころからプリンスを決めるのは、日本の将軍の選び方と同じだ。

ヴェルナー:
そう。それは貴族杜会にも当てはまる。
早い時期に後継者を選ぶことにはちゃんとした合理的な理由がある。

後継者選びの条件として、能力よりも重視しなければならないことがある。

それは忠誠心だ。
忠誠心は早く選ばないと植えつけることができない。
つまり、現在のプリンスは自分に対して忠誠心のある人を次のプリンスに指名したい。

なぜなら、プリンスは長期的に影響力を保ちたいから、白分の意見や政策を支持する人を跡継ぎにしないと困る。政策を変えずに、ずっと現在の政策を続けてくれれば、影響力を高めることができる。

これは昔の王様・将軍、独裁者の後継者選びと同じやり方だ。自分たちの王朝体制を長く続げるという視点で後継者を選んでいる。

そうすると、望ましい人物像は自分の考え方や政策を守ってくれる人だ。合理的なやり方だが、能力主義の選び方でない。

円の支配者が、プリンスたちが次のプリンスを早く選んで「あなたは30年後に総裁になる、私のおかげで」と告げる。

そうすると、次のプリン スに指名された人は、そこまで支持してくれるのだから「先輩のいうとおりにがんばります」と感謝する。
それで、歴代のプリンスたる先輩の考え方、政策を支持するようになる。戦後の日銀の金融政策が一貫しているのは、プリンスの条件が忠誠心だったからだ。

早め早めに次のプリンスを選ぶことで、20年、30年といった長期計画をつくって導入、実施できる。

歴代日本銀行総裁を見れば一目瞭然。
日銀が三井財閥の私物であることがわかるのです。

三菱財閥の名前も何度か出てくるのですが、三菱がロックフェラー側であることは明らかですから、日本の金融政策は「三井」を通じて、ロスチャイルド財閥に遠隔操作されているのです。

歴代総理の人事を決めるときに、西園寺公望を始め、何人かのフリーメーソン結社員の名前が出てくるのが大変興味深い。

「日銀とロスチャイルドの関係」によれば、
「…渡仏中に日本で大政奉還があって幕府が倒れた。
帰国した渋沢(栄一)は、明治維新後、明治新政府に大蔵卿として招かれます。
そして第一国立銀行を設立し、多くの会社を興した。渋沢の第一銀行と三井銀行が一緒になって、やがて日銀が誕生します。
だから日銀は、伝統的に三井ロスチャイルドの牙城なのです」


ちなみに郵政民営化では、日本郵政の社長に三井住友フィナンシャルグループの西川 善文氏が就任しました。
西川氏は、社長になるや、三井住友銀行や住友生命、三井生命といった三井住友系の企業から従業員を日本郵政に続々と出向させるなど、「三井財閥」との深い関係を隠しませんでした。

日本の金融乗っ取りは、ロスチャイルド財閥にコントロールされた「三井」が担当しているのです。

ところで、「日銀とロスチャイルドの関係」の最後に、
「昨年(2005年)10月25日と26日にアメリカのシンクタンクAEI所長クリストファー・デムス氏と、日本側から安倍普三氏、前原誠司氏、外務省の鶴岡公二氏、防衛庁の山口昇氏、そして元ワシントン公使の阿川尚之氏らがキャピトル東急に集まって、日本を中国との戦争に引きずり込むスケジュールが話し合われたとしていますが、それが本当なら大変なことです」
と物騒なことが書かれてあります。

興味のある方は調べてみてください。