<朝ドラあるある>の第9弾は、「ヒロイン(&主人公)は水に落ちがち」の“後編”を特集!
水に落ちがちなのは、‶デビュー間もない俳優さんに思い切った演技をさせることで、殻を破らせたい″という演出的なねらいが理由なのだそう。
作品別で印象的なシーンをご紹介します。
「ヒロインは水に落ちがち<前編>」はコチラ ≫
ヒロインは水に落ちがち【後編】
<トランペットを海に捨ててはいけません>
ヒロイン・村上あかり(瀧本美織)は、トランペット奏者を夢見る高校3年生。しかし、「現実を見なさい」と担任から言われ、悩んでいた。ある日の学校からの帰り道、あかりは、女性がトランペットを海に投げ込む姿を目撃する。
あかりは思わず、投げられたトランペットめがけて海にダイブ! 海に沈む前にトランペットを救出し、「なんでこんなことするんですか?」と、女性に問いかける。
「このトランペットは捨てたもの。もういらない。」と、かたくなに受け取ろうとしない女性。あかりは無理矢理押しつけて去ろうとするが、女性は再び、トランペットを海に投げ捨てた! 驚いたあかりは、またしても海にダイブ!
後に、この女性は自分の実の祖母・初音(富司純子)だということが判明する。【第1回】
<お父ちゃんに怒られる!>
呉服店で生まれ育ったヒロイン・小原糸子(幼少時代:二宮 星)は、ある日、集金先の菓子店で万引きをした男の子をこらしめる。しかし、帰り道に仕返しのケンカを売られ、河原で悪ガキと取っ組み合いに。逃げた相手を追って川の中に入った糸子は、帯の間に挟んでいた集金したお札を流してしまう。あわてて追いかけるも、激しい川の流れに逆らえず、溺れかける。間一髪のところで助けられた糸子だが、父から「女が男と張り合おうと思うな!」と、思い切り頬を殴られてしまう。【第4回】
<「私、海女さんになる!」>
高校2年生の夏休み、ヒロイン・天野アキ(能年玲奈)は、母の故郷である岩手・北三陸にやってくる。東京育ちのアキには、風景や人々の言葉など、すべてが新鮮に映る。最も衝撃を受けたのは、颯爽(さっそう)と海に潜る海女の姿。地味で華のない自分を振り払うかのように、アキは堤防から海に飛び込む。そして、駆けつけた母と祖母に向かって「海女さんになりたい!」と叫び、アキはこの日を境に生まれ変わるのだった。【第5~6回】
<空飛ぶアキ>
アキが思いを寄せる先輩・種市浩一(福士蒼汰)には、好きな人がいた。しかも、その好きな人はアキの親友・足立ユイ(橋本 愛)で、すでに付き合っているらしい。そのことを種市から聞いたアキは、大パニック! やりきれない気持ちをぶつけるように自転車を思い切りこぐアキは、まるで映画『E.T.』のように堤防から宙へと浮き上がり、自転車ごと “ドボン!”と海に落ちる。【第49回】
<「あなたを一生食べさせます!」>
ヒロイン・卯野め以子(杏)に、見合いの話が舞い込んでくる。しかしお見合い当日、め以子は卯野家に下宿している帝大生・西門悠太郎(東出昌大)のことを好きな自分の気持ちに気づき、見合いを抜け出す。そして、ボート部の試合に出ている悠太郎の元へ。
夢中で試合を応援するめ以子は、足を滑らせて川に落ちてしまう。溺れもがくめ以子の前に、助けに来る1人の男性の姿。それは悠太郎だった。川に落ちため以子に気づいた悠太郎は、ボートを止めて仲間に謝ると、試合中にも関わらず川に飛び込んで助けに来たのだ。
め以子は「あなたを一生食べさせます! だから、あなたも私を一生食べさせてください!」と、悠太郎にプロポーズ。 【第24回】
この場では断られてしまうが、後日、悠太郎からプロポーズされ、2人は夫婦となる。
<はな思いの朝市>
家がお金に困っていることを知ったヒロイン・安東はな(幼少時代:山田望叶)は、奉公に出ることを決心する。
小学校をやめた日の夜、はなは幼なじみ・木場朝市(幼少時代:里村 洋)に誘われ、教会にある図書室を訪れる。「奉公に行ったら本が読めなくなるだろうから、今のうちに読め」という朝市の言葉に、はなは目を輝かせ、夢中になって本を読む。しかし、教会の人に見つかってしまい、はなと朝市はあわてて逃げる。
逃げる最中、はなは足を滑らせ、池に落ちてしまう。そして、はなを助けようとした朝市も落ちてしまう。なんとか池から抜け出したはなは、朝市に「早く行け」と言われ、朝市を残して帰宅。のちにそのことがバレて、はなは怒られてしまう。【第3~4回】
<エリーの本音>
ヒロイン・亀山エリー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、夫・政春(玉山鉄二)とゆっくり話すことがなくなり、寂しさを感じていた。そんな中、2人はウイスキーを作る場所となる大阪・山崎を訪れる。川を見つけてはしゃぐ2人は、ギクシャクしていたことが嘘のように自然と笑顔になる。お互いが次第に本音を語り始めると、エリーは「ベビーが欲しい」と、政春に打ち明ける。エリーの言葉に政春も喜び、2人は抱き合う。【第58回】
<理想の地・余市との出会い>
日本初の国産ウイスキーの開発に成功した政春。しかし、そのウイスキーが全く売れない…。そこで政春は、以前から気にかけていた、スコットランドに風土が似た地・北海道へ行くことを決意。北海道・余市で出会った漁師の家に泊まった政春は、迎えた朝、霧に覆われた景色を見て外へ飛び出す。澄んだ水が流れる川、良質のピート(ウイスキー作りに必要な泥炭)が採れる大地にスコットランドの風景を見た政春は、ついに理想の地を見つけるのだった。【第82回】
<やっぱり とと姉はすごい>
ヒロイン・小橋常子(高畑充希)の末妹・美子(少女時代:根岸姫奈)は、毎日忙しそうにしている家族に「遊んで欲しい」と言えなくなっていた。隣に住む祖母にも、母との確執のせいで冷たい態度をとられてしまう。誰にも構ってもらえず、1人で川遊びをする美子。しかしそこで、誤って川に落ちてしまう。
そこにたまたま通りかかった常子。すぐに川へ飛び込み、美子を助ける。
「遊んでもらえなくて、寂しかった」と話す美子に、常子たちが謝り、一件落着。このことがきっかけで、祖母と母の確執も解決することとなる。【第35回】
<命の恩人との出会い>
昭和20年・東京大空襲。ヒロイン・奥原なつ(幼少時代:粟野咲莉)は、逃げる途中で家族を見失ってしまう。1人で避難所の学校へと向かうが、学校は無数の焼い弾を受け、なつの上に崩れ落ちてきそうになる。するとそのとき、立ちすくむなつの手をつかむ少年が現れる。その手に導かれ、学校のプールへと飛び込む、なつ。この少年の助けによって、なつは生き延びることができたのだった。【第1回】
番外編 ヒロインは水以外にも落ちがち!?
<井戸の中に落下>
ある夜、ヒロイン・佐藤千夜子(高瀬春奈)は、ひそかに遠方へ商いに行こうとする兄・亮吉(佐々木剛)から人目をそらせるために、自ら井戸に落ちて騒ぎを起こす。【第1回】
<こんなところに落とし穴!?>
大部屋女優たちから新人いじめを受け、落とし穴に落ちるヒロイン・佐々木美月(岡本 綾)、パート2。【第32回】
パート1の“水落ち”はコチラ ≫
<みそだるに落下>
祖父が職人頭を務める八丁みそ蔵元「山長」にある、大きなみそだるに興味津々なヒロイン・有森桜子(幼少時代:美山加恋)。「女の子は近づいてはいけない」と祖父から言われていたが、桜子ははしごを使い、たるの中をのぞき込もうとする。
その姿を、蔵元の跡継ぎ・松井達彦(幼少時代:柳井宏輝)が発見。桜子を驚かそうと、はしごを揺らす達彦。その揺れでバランスを崩した桜子は、みそだるの中に落ちてしまう。