挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
魔導具師ダリヤはうつむかない 作者:甘岸久弥
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
220/220

219.玉ネギが目にしみる

「ダリヤー、急でごめん、できたら今晩泊めてー」


 ベルの音で塔のドアを開くと、緑の髪を三つ編みにしたルチアが立っていた。

 片手に網に入った大量の玉ネギ、片手に肉屋の袋を持つ彼女に、ダリヤは察した。


「いいわよ、玉ネギハンバーグを一緒に作る?」

「うん」


 ルチアはうなずくと、滑り込むように塔に入って来た。


 高等学院に入ったばかりの頃、遊びに来たルチアとダリヤで、ハンバーグを作った。

 『ダイエットの為に玉ネギ多めのハンバーグにしよう』そう言い合って刻んでいるうちに、二人の目は涙でいっぱいになった。


 そのとき、ルチアはいきなり、他の服飾師達に笑われたことを話し出した。

 『自分の洋服工房を持ちたいなんて夢物語だ、足下が見えていない』そう言われたそうだ。


 ダリヤも魔導具科の実技から、クラスメイトと距離ができたことを話した。

 これまで何百回も練習をしてきたからできた実技なのに、『魔導具師の父と祖父がいるからできて当たり前』そう言われてしまった。


 二人でひたすら玉ネギを切り続け、涙を流しながら鼻声で愚痴り合った。


 そこに帰ってきた父カルロには、とても心配された。

 だが、玉ネギを切っていたと答えたら笑われた。


 切った量は多すぎ、玉ネギの割合がたいへん高いハンバーグとオニオンスープを作ることになった。


 それでも、父は自分達がちょっとしんどいことに気がついてくれたのだろう。

 料理をしている間に、秘蔵の野イチゴジャムを出してきた。


 夕食後、ダリヤの部屋で太ると言いながら、クッキーにジャムをつけて食べた。

 それからは愚痴ではなく、将来の夢やしてみたいことについて、笑って語り合った。


 それ以来、互いにしんどいことがあれば、玉ネギと肉を持って集うのが定番になった。

 ここ三年ほどはお互いに忙しくて途絶えていたが、今日の玉ネギは今までで最大の量だ。


 塔の二階、台所で二人で玉ネギの皮をむいていると、ルチアが微妙な声音で切り出した。


「ダリヤー、今日ねー、フォルト様本人に求婚されたー」

「ルチア……」

「その場でお断りしたー。というわけで、あたしは明日休みー。流石に今日の明日じゃ気まずいじゃない?」

「そうね……大変だったわね、ルチア」


 ルチアは玉ネギをまな板の上に置き、すぱんと二つに切る。そして、切れ目を丁寧に入れ始めた。


「ダリヤは? 昨日のミネルヴァ様のお誘い、髪の毛一本くらいは考えた?」

「いいえ、まったく。失礼にならない言葉を考えるのに困ったけど」

「だと思った。最近、貴族向けドレスの縫い子さん達に聞いたんだけど、『嫁ぐなら侯爵家次男より伯爵家当主』って言うんだって」

「爵位が下がるのに?」

「嫁ぎ先の爵位が下がっても、夫が当主ならずっと貴族のままだし、妻として使える力が違うんだって。だから、庶民女性が貴族家の当主に嫁ぐのは『たぐまれなる玉の輿こし』だそうだし」


 庶民女性が貴族家の当主に嫁ぐ――その言葉にふとガブリエラを思い出した。

 彼女は様々なことをすべて乗り越え、ジェッタ子爵夫人になったのだろう。


「あたしが子爵家当主のフォルト様に嫁いだら、確かに『たぐまれなる玉の輿こし』よね。小イカがクラーケンを叩き落とすレベルだもの」

「ルチア、そのたとえは……でも、断ったんでしょう?」

「ええ。『私はフォルト様の第二夫人にはなれません』ってはっきり言ったわよ。別に食い下がられたり、何か言われたりはなかったし。フォルト様なら、これで工房長下りろとか言わないだろうしね。ただ、お互い、今日までみたいに笑えるかはわからないけど……」


 自分から断ったはずなのに、友は苦い顔をした。


「あたしは年の差は気にしないし、本当に好きだったら、爵位も男も女も関係ないって思うの」

「ええ、私もそう思うわ」

「一人だけっていうのは、フォルト様には無理よね。もう奥さんいるし、娘さんいるし。貴族だからそういうものなんだろうけど」


 まな板と包丁の当たる、リズミカルな音の中、ルチアは続ける。


「あたしは――朝起きて隣にその人がいないのは嫌。二日に一回隣にいるのも嫌。他にもう一人いるのも嫌。その人が隣にいなくて、他の誰かに嫉妬するのも嫌。無理なものは無理」


 一息に言い切ったルチアは、露草色の目でじっとこちらを見た。


「ねえ、ダリヤ。貴族って、奥さんとか旦那さんが複数いて、相手に嫉妬しないのかしら? それとも完全に割り切れるのかしら?」

「私には、わからないわ……私も無理そうだもの」


 ダリヤには本当にわからなかった。

 フォルトの妻ミネルヴァは、割り切っていたと言うより、それが当然の世界にいる気がする。

 庶民の自分達と感覚が重なることは、たぶんないだろう。


「あたしも絶対無理。あたしはヤキモチ焼きの上に欲張りだから、相手の愛は独り占めしたいもの。あ、子供とか家族とかの愛は別としてよ」

「そうね……」

「それに、フォルト様の第二夫人として生きるのは想像できないし、いつか自分の工房でお洋服を作る夢があるし、譲れないものって意外にいっぱいあるのよね……でも、もしもフォルト様が庶民の服飾師で独身だったら――ほんのちょっとは考えたかもしれないけど」

「ルチア……」


 友はきれいな笑顔を作ると、長いまつげを濡らす涙を、袖でぬぐった。


「この玉ネギ、ホント目にしみるわね!」

「……仕方がないわよ。ハンバーグに入れるには、細かく刻まなきゃいけないんだもの」


 気の利いたことが何ひとつ言えないのが、ひどく歯がゆい。


 でも、自分もきっとルチアと同じだ。

 自分もルチアも、愛する人を誰かと共有するのは無理なのだ。

 たとえそれが貴族では当たり前で、よくあることだとしても。


「最近の体重を考えると、ハンバーグは中型一個よね」

「久しぶりに遊びに来たんだもの、二個でもいいでしょ?」


 ルチアはうなずくと、ボールにひき肉と塩胡椒を入れ、親のかたきのようにこね始めた。


「ダリヤ、この前、ドレスがまずいって言ってなかった?」

「そうだったかも。でも、少しくらいきつくなっても、ルチアがなんとかしてくれるんでしょ?」

「もちろん!」


 友の目にすでに涙はない。それでも、赤みは少しばかり残っている。


 もしもフォルトが独り身で、庶民であったなら――考えても仕方がない仮定を、ダリヤはみじん切りの玉ネギと共にボールに放り込んだ。


 玉ネギハンバーグが焼けたら、一番甘い赤ワインをルチアにすすめよう。


 話したいことがあるならば、いくらでも聞こう。

 話したくないならば、食後は自室に移動し、この前一緒に出かけて買った服を並べよう。

 足りないならば、持っている服をすべて出そう。

 今夜一晩、ルチアの着せ替え人形になってもかまわない。


 夜食には冷凍庫にストックしてあるクッキー生地を焼こう。そして、イチゴジャムを出し、たっぷりとつけよう。


 ルチアが強い人間であるのはよく知っている。

 今日ちょっとだけ愚痴っても、きっと明日には明るく笑う。

 今夜はせめて友として、寄り添うぐらいはしたいのだ。


「ドレスはなんとかするから、ダリヤ特製チーズソースにしてもらっていい?」

「ええ、いいわよ、ルチア。たっぷりめね」


 冷蔵庫からチーズを取り出しながら、ダリヤは鼻の奥にじわりと残る痛みを振りはらう。


 今夜の玉ネギハンバーグは、少しだけ塩辛くなりそうな気がした。

7月7日の活動報告に「感想欄についてのお願いとご質問のお返事」をアップしました。

お読み頂いてありがとうございます。おかげさまで書籍となりました。
「魔導具師ダリヤはうつむかない」(MFブックス様 1.2巻発売中です)
コミカライズが始まりました。MAGCOMI様にてWEB連載(ニコニコ漫画様にも掲載中)、
コンプエース様本紙連載ComicWalker様ニコニコ漫画様にも掲載中)
更新はTwitterでもお知らせしております。

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

今度は絶対に邪魔しませんっ!

異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻き戻っていた//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全82部分)
  • 8272 user
  • 最終掲載日:2019/06/28 12:00
転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

 私の前世の記憶が蘇ったのは、祖父経由で婚約破棄を言い渡された瞬間だった。同時にここが好きだった少女漫画の世界で、自分が漫画の主人公に意地悪の限りを尽くす悪役…//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全202部分)
  • 9164 user
  • 最終掲載日:2019/06/26 21:13
異世界薬局

研究一筋だった日本の若き薬学者は、過労死をして中世ヨーロッパ風異世界に転生してしまう。 高名な宮廷薬師を父に持つ十歳の薬師見習いの少年として転生した彼は、疾患透//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全112部分)
  • 7589 user
  • 最終掲載日:2019/02/28 12:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全395部分)
  • 10286 user
  • 最終掲載日:2019/07/05 00:00
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全231部分)
  • 7713 user
  • 最終掲載日:2019/07/01 11:32
転生したら乙女ゲーの世界?いえ、魔術を極めるのに忙しいのでそういうのは結構です。

【2019年1月31日、KADOKAWA/エンターブレイン様から2巻発売です!】 「気付いたら銀髪貴族の幼女五歳でした。完全に私tueeeeスタートですね、分//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全251部分)
  • 7563 user
  • 最終掲載日:2019/06/28 19:08
神達に拾われた男(改訂版)

●書籍1~6巻、ホビージャパン様のHJノベルスより発売中です。 ●コミカライズ、スクウェア・エニックス様のマンガUP!、ガンガンONLINEにて連載中。コミック//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全194部分)
  • 8073 user
  • 最終掲載日:2019/06/30 16:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部分)
  • 10248 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 9689 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

大学へ向かう途中、突然地面が光り中学の同級生と共に異世界へ召喚されてしまった瑠璃。 国に繁栄をもたらす巫女姫を召喚したつもりが、巻き込まれたそうな。 幸い衣食住//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全105部分)
  • 8052 user
  • 最終掲載日:2018/10/25 22:17
スキル『台所召喚』はすごい!~異世界でごはん作ってポイントためます~

【2019/3/9】小説2巻とコミックス1巻同時発売 仕事に疲れた帰り道。 女子高生にぶつかって、気づいたら異世界召喚されてしまった……。 なにやらその女子高生//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全78部分)
  • 8004 user
  • 最終掲載日:2019/06/30 18:10
薬屋のひとりごと

薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//

  • 推理〔文芸〕
  • 連載(全221部分)
  • 9088 user
  • 最終掲載日:2019/07/04 04:30
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全165部分)
  • 8360 user
  • 最終掲載日:2019/07/01 00:00
ドロップ!! ~香りの令嬢物語~

【本編完結済】 生死の境をさまよった3歳の時、コーデリアは自分が前世でプレイしたゲームに出てくる高飛車な令嬢に転生している事に気付いてしまう。王子に恋する令嬢に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全119部分)
  • 8410 user
  • 最終掲載日:2019/06/01 06:00
最強の鑑定士って誰のこと?~満腹ごはんで異世界生活~

★カドカワBOOKSさんより、1~6巻発売中。7巻7月10日発売。電子書籍もあります。よろしくお願いします。 ★コミカライズ『B's-LOG COMIC』さんで//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全179部分)
  • 7457 user
  • 最終掲載日:2019/06/13 19:01
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全555部分)
  • 9045 user
  • 最終掲載日:2018/11/25 01:03
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  【書籍五巻 2019/04/05 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラゴンエイジ様でコミカラ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全552部分)
  • 8228 user
  • 最終掲載日:2019/07/06 20:27
生き残り錬金術師は街で静かに暮らしたい

エンダルジア王国は、「魔の森」のスタンピードによって滅びた。 錬金術師のマリエラは、『仮死の魔法陣』のおかげで難を逃れるが、ちょっとしたうっかりから、目覚めたの//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全221部分)
  • 10610 user
  • 最終掲載日:2018/12/29 20:00
誰かこの状況を説明してください

貧乏貴族のヴィオラに突然名門貴族のフィサリス公爵家から縁談が舞い込んだ。平凡令嬢と美形公爵。何もかもが釣り合わないと首をかしげていたのだが、そこには公爵様自身の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全192部分)
  • 7483 user
  • 最終掲載日:2019/06/21 21:35
謙虚、堅実をモットーに生きております!

小学校お受験を控えたある日の事。私はここが前世に愛読していた少女マンガ『君は僕のdolce』の世界で、私はその中の登場人物になっている事に気が付いた。 私に割り//

  • 現実世界〔恋愛〕
  • 連載(全299部分)
  • 9212 user
  • 最終掲載日:2017/10/20 18:39
とんでもスキルで異世界放浪メシ

■7月25日に書籍7巻、本編コミック4巻、外伝コミック2巻が同時発売です!■ 《オーバーラップノベルス様より書籍6巻まで発売中です。本編コミックは3巻まで、外伝//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全476部分)
  • 11467 user
  • 最終掲載日:2019/07/01 22:56
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 10621 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
おかしな転生

 貧しい領地の貧乏貴族の下に、一人の少年が生まれる。次期領主となるべきその少年の名はペイストリー。類まれな才能を持つペイストリーの前世は、将来を約束された菓子職//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全236部分)
  • 7643 user
  • 最終掲載日:2019/07/05 07:00
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全186部分)
  • 7788 user
  • 最終掲載日:2019/06/11 12:00
賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全148部分)
  • 7423 user
  • 最終掲載日:2019/07/05 08:26
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全205部分)
  • 8123 user
  • 最終掲載日:2017/03/25 10:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

◆カドカワBOOKSより、書籍版16巻+EX巻、コミカライズ版8+EX巻発売中! アニメBDは6巻まで発売中。 【【【書籍版およびアニメ版の感想は活動報告の方に//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全634部分)
  • 7606 user
  • 最終掲載日:2019/06/30 18:00
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全88部分)
  • 12985 user
  • 最終掲載日:2019/06/02 00:00