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退職金制度導入で320万円の節約

事例:建材メーカーA社の場合

うちは建材メーカーの会社で、社員数は50名おります。社員の平均給与が30万円です。このうち3万円を退職金として積み立てていったらどの位社会保険料は削減されるのでしょうか?

毎月の給与の一定額を退職金とすることで、その退職金相当額は社会保険料等、源泉所得税の算定賃金から除外されることになります。
それに伴い、社会保険の標準報酬月額の等級が下がれば、社会保険料が軽減されます。

給与30万円の人と27万円の社会保険料の額
月給 300,000円 270,000円 差額
社会保険料控除額 1人
あたり
80,208円 74,860円 5,348円
50人
あたり
40,104,000円 3,743,000円 267,400円
年間保険料合計 1人
あたり
962,496円 898,320円 64,176円
50人
あたり
48,124,800円 44,916,000円 3,208,800円
一年間で 320万円 お得!

この会社は新たに退職金制度を導入しただけで年間320万円の社会保険料の削減ができました。
もし、この会社が「退職金に社会保険料がかからない」ことを知らなかったら、この削減方法に気づかなかったかも知れません。

健康保険組合に加入して160万円の節約

事例:ソフトウェア開発B社の場合

うちは社員20人の会社です。最近、うちの会社でも加入できる健康保険組合を見つけました。
うちが健康保険組合に加入した場合いくら削減できるでしょうか?
平均の標準報酬月額380,000円、賞与等が7月12月支給分それぞれ380,000円です。

協会けんぽとB社が加入しようとしているIT系の健康保険組合の保険料の差額

協会けんぽ 健康保険組合 差額
  協会けんぽ 健康保険組合 差額
社会保険料控除額
1人あたり
月額 38,000円 32,300円 5,700円
賞与年
2回
76,000円 64,600円 11,400円
年額 532,000円 452,200円 79,800円
社会保険負担料
合計(20人分)
月額 760,000円 646,000円 114,000円
賞与年
2回
1,520,000円 1,292,000円 228,000円
年額 5,320,000円 4,522,000円 798,000円
  年額 10,640,000円 9,044,000円 1,596,000円
一般保険料金年間差額 1,596,000円 お得!

一人ひとりの差額はわずかでも、
会社全体で支出する差額は年間1,596,000円にもなります

 

この節約方法は、「健康保険は2種類ある」ということを知ることから始まります。
たったこれだけのことから、社会保険料削減への一歩が踏み出せるのです。
もちろん、「知っている」だけで、削減は出来ません。
でも知らなかったら何も始まらないのです。