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【ゴルフ】

渋野、66で2位躍進 加速バーディーラッシュ

2019年7月7日 紙面から

第3日、16番バーディーパットを決め、笑顔の渋野日向子=戸塚CCで(神代雅夫撮影)

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◇資生堂アネッサL<第3日>

 ▽6日、横浜市旭区・戸塚CC西C(6513ヤード、パー72)▽曇り、21・2度、北北東2・7メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2160万円▽68選手▽観衆6975人

 自身初の海外メジャーとなる全英女子オープン出場を決め勢いに乗る渋野日向子(20)=RSK山陽放送=が3連続を含む6バーディー、ノーボギーのベストスコア66をマーク、通算11アンダーで10位から首位と2打差の2位に躍進した。5月のサロンパス杯以来のツアー2勝目のチャンス到来だ。イ・ミニョン(韓国)が13アンダーまで伸ばして首位。10アンダー3位に永井花奈(22)=デンソー=と岡山絵里(23)=ニトリ=が続いている。

 初日から71、68、そして66。渋野のゴルフがいよいよトップギアに入って最終日を迎える。

 前半2バーディーを奪って折り返したが、11番で1・5メートルのバーディーチャンスを1・5メートルオーバーして冷や冷やのパーセーブ。「そこから怒りのバーディーラッシュ! と言っても、次の13番パー5では5番ウッドの第2打をメッチャ引っかけてギャラリーにぶつけちゃいそうだった」と渋野。左崖上のギャラリーを直撃かと心配するほどの失敗ショットもあったが、14番から上がり5ホールで4バーディーを決めた。

 14番4メートル、15番1メートル、16番パー5はあわやイーグルかというベタピンショットで3連続バーディー。「16番は足1つ分でしたね、私の。だから26・5センチ」。身長165センチの日本人女性にしては破格に大きなサイズの足に「だから他人より踏ん張りが効く? そーなんですかねぇ」と笑い、最終18番では7メートルのバーディーパットを沈めガッツポーズで上がってきた。

 開幕当初の目標はシード権獲得だったが「新目標、1億円突破です」と上方修正。会場近くの親せき宅で野菜たっぷりのミネストローネと炊きたてごはんをほおばり、逆転2勝目へ“渋野エンジン”がうなりを上げる。 (月橋文美)

 

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