【ロンドン原田公樹】サッカーのポルトガル1部リーグ、ポルトは5日、アルドハイル(カタール)から日本代表MF中島翔哉(24)を2023~24年シーズンまで5年契約で獲得したと発表した。背番号は8。現地メディアによれば、移籍金は1200万ユーロ(約14億6000万円)で、アルドハイルと50%ずつ保有権を持つ。契約の買い取り条項(最大移籍金)は、8000万ユーロ(約99億円)に設定された。
約半年ぶりにポルトガルリーグへ復帰した中島は、ポルトのクラブメディアの取材に「ポルトは好きなチーム。ユニホームを着られてうれしい。毎試合で100%の力を出したい」などと抱負を語った。
中島は17年8月にFC東京からポルトガル1部のポルティモネンセへ期限付き移籍。1年目から大活躍し、のちに完全移籍。今年2月には、日本人史上最高額の移籍金3500万ユーロ(当時約43億7500万円)でアルドハイルへ移籍した。
ポルトは国内リーグ28度、欧州チャンピオンズリーグで2度、優勝した名門。昨季は終盤に失速して2位で終え、2つの国内カップ戦はともに準優勝で無冠に終わった。セルジオコンセイソン監督のもと、今季、中島は名門復活を懸けて戦う。