悟りとは「差取り」◆今日からできる!幸せな悟り生活

心理カウンセラー・ラッキー
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今回の記事は、「今日からできる!幸せな悟り生活」という怪しげなタイトル。

でも、安心してください!

日々の生活を幸せにするための「ちょっとした考え方のコツ」についてです。

 

今日からできる!悟る方法

悟るとは、いったい何なのか?

 

そして、

悟るにはどうしたらいいのか?

 

「聖人」になる必要もないし、

「滝に打たれて修行」する必要もありません。

滝で悟りをひらく人

 

やることは、たった一つ。

日常生活で、今すぐできることです。

 

悟ることができれば、日々の生活を幸せに生きていくことができます。

 

ただ、少々説明が必要ですので、しばらくお付き合いください。

 

 

「悟り」とは、なに?

「悟り」とは何ですか?と言うと…

 

「悟り」=「差取り」

「差を取る」ということです。

 

仏教では、このように言われます↓

 

「自我と他を区別しない」

悟りをひらいた僧侶

 

さっぱり意味が分からないですよね。

お手上げの人

 

もうすこし簡単に、現代的にご説明させていただきます。

 

人生の苦しみは「比較」から生まれる

「悟り」=「差取り」

 

そして、差取りとは…

「差を気にしない」ということ。

 

つまり、悟りとは…

「人と比較しない」

ということです。

 

なぜ、人と比較しないことが「悟り」なのか?

 

それは…

人生の苦しみのほとんどは、「人との比較」から生まれるからです。

 

もう少し現代的にいうと…

「平均値との比較」

 

これが、不幸の始まりです。

 

「自分の年齢だと、年収はいくらぐらい」とか、

「この年齢で結婚していない私は、負け組だ」とか

「子どもの成績がどうだ」とか。

 

その平均値に負けたとき…

焦りはじめたり、

嫉妬したり、

自信を失ったり、

イライラしたり。

イライラした母親

 

わたしたちは、無意識のうちに「平均値と比較」しています。

 

その「差取れない」思考グセが、

不幸・不運・怒り・悲しみ・劣等感・不平不満などを生んでいるのです。

 

比較しなければ、不幸は生まれない

「比較するから、不幸が生まれる」ということは…

逆に言えば、

「比較しなければ、不幸は生まれない」ということ。

 

●わかりやすい例が「コンプレックス」です

  • 背が低い
  • 足がおそい
  • 色が黒い
  • 身体が弱い
  • 学歴がない
  • 手先が不器用

これら全てが「平均値との比較」。

 

極端な話ですが…

世界中、みんなの「足が一本」なら、

足が一本の人

二本ある僕は、一瞬にして不幸のどん底に落ちてしまいます。

 

「こんな姿では、みっともなくて出歩けないよ」と。

足が二本の人

 

でも、「比較」さえしなければ…

足が二本あることは「便利」以外の何物でもありません。

 

●愚痴や不平不満も、「比較」から生まれます

  • 給料が少ない
  • 有給休暇が少ない
  • 料理がまずい
  • 布団が重い
  • 暑い・寒い
  • 道路が渋滞してる
  • パソコンの動きが遅い

どれもこれも「平均値との比較」。

 

うちの部長は口うるさくて、イヤになっちゃう

とは言っても…

それは「平均的な部長」との比較。

 

「部長は、口やかましいのが仕事」ぐらいに思っていれば、それほど腹も立たないものです。

 

●「悲しみ」ですら、平均値との比較から生まれてくることがあります

60歳で亡くなるなんて早すぎるわ。かわいそうに

悲しむ老人

お葬式でときどき耳にする言葉ですが…

この悲しみも「平均寿命との比較」から生まれているのです。

 

ちなみに、江戸時代の平均寿命は38歳だったそうです。

 

差取れない原因とは?

わたしたちは、知らず知らずのうちに、やっちゃってるんですね。

「平均値との比較」を。

棒グラフ

 

その結果、人生に苦しみをもたらしている。

悟れない人

 

なぜ、そのような「差取れない」思考グセを、多くの日本人がもっているのか?

 

原因のほとんどは、子供時代にあります。

 

戦後、親や先生などは、

「子どもを動かす」ための手段として、「人との比較」を利用してきました。

 

「こんな成績じゃ、ロクな大人になれないぞ」みたいな。

叱る母

 

他者と比較して、将来の不安をあおれば、子どもは動きます。

 

しかし、それについていけない子は、叱られます。

そして、劣等感を抱きます。

 

劣等感が大きくなると…

落ちこぼれたり、グレたり、引きこもったりする子も出てきます。

 

そんな姿を横目で見ながら大人になると…

平均値より上なら、幸せ

平均値より下なら、不幸

という考え方に染まってしまう。

 

地球全体が「高速でグルグル回っていても気づかない」のと同じで…

世の中全体が「平均値」という価値観に振り回されていると、多くの人がそれに気づけないのです。

 

その結果、出来上がったのが「競争社会」。

競争社会の棒グラフ

 

競争社会で生きていると…

無意識のうちに「平均値と比較」する悪いクセがついてしまう。

 

それが「差取れない」生き方です。

 

「お金で幸せになれる」という錯覚

平均値より上なら、幸せ

平均値より下なら、不幸

という価値観で生きていると…

「お金があれば、幸せになれる」という錯覚に陥ります。

 

たしかに、いい暮らしをするために、ある程度のお金は必要です。

 

しかし、「幸せ」はお金では買えません。

 

想像してみてください↓

 

大金を手にしたあなたは、あらゆる物を手に入れました。

  • 高級車
  • ブランドバッグ
  • 宝石
  • 理想のファッション
  • 理想の体型
大金を手にした人

そして、素敵な大豪邸を建てました。

素敵な大豪邸

 

しかし…

そこが無人島だったら、どうでしょう?

無人島

 

「幸せ」というより、

むしろ「むなしい」のではないでしょうか。

 

比較対象が無いから、むなしいのです。

 

結局、

お金による幸せも、「平均値との比較」にすぎない

 

真の「心の満足」は手に入らないのです。

 

ちなみに、

宝くじの高額当選者の7割以上が…

数年後には、不幸のどん底に落ちているそうです。

 

「お金では幸せになれない」ことを証明しています。

 

「裕福」と「幸福」は、似て非なるものなのです。

 

悟る方法はこれ!

前置きが長くなってしまって、ごめんなさい。

謝る人

 

ここまでの話をまとめると…

①「悟り」とは「差取り」。人生の苦しみのほとんどは「人との比較」から生まれる

②わたしたちは、無意識に「平均値と比較」している

③「平均値との比較」では、「上・下」どちらに転んでも、真の幸せは得られない

 

では、

どうしたら、人生を幸せに生きられるのか?

どうしたら、「悟る(差取る)」ことができるのか?

 

やることは、たった1つ↓

「当たり前への感謝」です。

 

通常の感謝は「ありがとう」ですが、

当たり前への感謝は「ありがたい」です。

 

「今日は晴れてて、ありがたい」

「電車が時間通りにきて、ありがたい」

「子どもが健康で、ありがたい」

 

「当たり前」を、「ありがたい」に変えていく。

それが、「当たり前への感謝」です。

 

夫は働くのが当たり前
↓↓↓
夫がまじめに働いてくれて、ありがたい

妻は家事をするのが当たり前
↓↓↓
妻が家を守ってくれて、ありがたい

水道をひねれば、水が出るのが当たり前
↓↓↓
いつでも綺麗な水を飲めて、ありがたい

 

「当たり前」のことは、身の回りに無限にあります。

  • 健康
  • 家族
  • 太陽
  • 道路
  • 病院
  • コンビニ
  • 電気
  • 目が見えること
  • 日本に生まれたこと
  • 鳥のさえずり
  • 三度の食事ができること

すべてが感謝の対象になります。

 

先日スーパーで、

「アジの開き」が100円だったんですけど…

アジの開き

アジの開きができるまでの「手かず」を考えると、

100円なんて、「ありがたい」としか言いようがありません。

漁師さん料理

 

こうやって、

「ありがたい、ありがたい」と言いながら生活していると、徐々に「差取り」ができてきます。

 

「人との比較」が減って、心が満たされていくのです。

悟った女性

 

最後に、そのわけをお話して終わりにします↓

 

なぜ、「当たり前への感謝」で悟れるのか?

「差取り」「当たり前への感謝」

 

一見、何の関係もなさそうですが…

実は、大いに関係があるのです。

 

「他者との差」を気にする生き方では…

「自分にない」ものに意識が向いてしまいます。

 

「もっと才能があったら…」

「どうせ私なんか…」

「うちにはお金がない」

「あれが欲しい、これも欲しい」

「自信がない」

 

自分に「欠けている部分」に目が行ってしまうのです。

欠けている部分を見る

だから苦しい。

 

反対に、

「当たり前への感謝」は…

「自分にある」ものに意識を向けます。

 

「あれがあって、ありがたい」

「これがあって、ありがたい」

と、「満たされている部分」に目を向けるのです。

満たされている部分を見る

 

つまり、

意識を向ける方向が、「逆」なのです

 

「ない」方向ばかり見ていた思考グセを

「ある」方向に切り替える。

欠けている部分を見る満たされた部分を見る

 

それが、「悟り(差取り)」

 

その練習になるのが、

「当たり前への感謝(ありがたい)」なのです。

 

「当たり前への感謝」でどう変わる?

「ありがたい、ありがたい」という想いで生活していると…

徐々に、心が満たされていきます。

 

心が満たされると、エネルギーが湧いてきます。

エネルギーが溢れてくると、頑張れます。

頑張れるというより、頑張りたくなります。

差取りができる人

頑張ると、ますます豊かになっていきます。

 

反対に、

「差」を意識している人は…

「頑張らなければならない」という、息苦しい努力になってしまいます。

差取れない人

 

「当たり前への感謝」の効用は、それだけではありません。

 

心が満たされてくると…

「人と比較」する必要がなくなってきます。

その代わりに「優しさ」が湧いてきます。

 

人に優しくすると、自分にも優しさが返ってきます。

ますます、幸せが加速します。

いい仲間にも囲まれます。

セルフイメージも高まります。

いい仲間

 

そして、その頃には、

「幸せの本質」が見えてきます。

 

悟りのまとめ

今回の記事では、「悟り(差取り)」の大切さをお伝えしました。

 

が、しかし…

「人との比較は一切ダメ」というわけではありません。

 

ライバルを意識することは、「活動のエネルギー」になるし、

順位を競うことは、「楽しみ」でもありますからね。

競争

 

でも、

なんでもかんでも「人と比較」していたのでは、人生が苦しくなるばかり。

 

「人との比較」って、キリがないんです。

 

たとえ東大に入学できたとしても…

東大では、「東大の平均値」との戦いが始まる。

 

たとえエリート会社に就職できたとしても、またそこで「平均値」との戦いが始まる。

 

そんな生き方がいけない訳ではありませんが、

もしも、それが「苦しい努力」なら…

苦しい努力の先には、「一時的な達成感」と「ストレス解消」という楽しみぐらいしかないんです。

 

ここまで読んで下さったみなさんは、ぜひ始めてみてほしい!

「ありがたい」という口ぐせを。

 

まずは、1日5回でも十分です。

 

「ない」ほうを見るのではなく、

「ある」ほうを見る思考グセをつくるのです。

満たされた方を見る

 

すると、「幸せの本質」が見えてきて、人生がガラッと変わってくると思いますよ。

 

「落ち込みやすい体質とは、感謝の足りない姿勢が原因」
(明石家さんま)

「感謝しても、しすぎることはない」
(アメリカの名言)

 

 

 

以上、『悟りとは「差取り」◆今日からできる!幸せな悟り生活』でした。

著者:心理カウンセラー・ラッキー

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