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2019-07-06

糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの今日のダーリン

・ほんとうに、なんでこんなことを書いているのだと、
 不思議がられるようなことを書きはじめてみる。

 最近、大戸屋に「店舗・期間限定メニュー」として
 「大戸屋の牛すき焼き定食」というものがあるようだ。
 ネットで写真を見てしまったのだが、これ、うまそうだ。
 そういえば、ぼくはすき焼きが好きだと思い出した。
 近くの人たちにそのことを話すと、
 「ほんとだ。うまそうですね」と乗り気になってくれる。
 ただ、もうひとつ同じようなことを言う。
 「大戸屋に行くという気持ちで見ると、
 税込み1,980円という値段が高く感じますねー」。
 ぼくもそうかも知れないとも思うのだけれど、
 「さばの炭火焼き定食」が税込み880円だとしても、
 「しまほっけの炭火焼き定食が」同1,040円だとしても、
 1,980円の「すき焼き定食」があってもいいんじゃない。
 毎日それを食べ続けるわけじゃないし、と思うのだ。
 とにかく、おれはあれを食べてみたくてしょうがない。
 今日の仕事終わりに大戸屋に攻め込もう。

 と、いそいそ出かけたのだけれど、
 「大戸屋のすき焼き定食」は期間限定だけじゃなくて、
 店舗限定でもあったので、
 その店ではメニューに掲載されてなかったのです。
 ひとりだったら、どこの店舗にあるのか調べ直して、
 いそいそとそっちへ向かって動き出すのだけれど、
 三人でいたので、その日はあきらめることにした。
 写真の「すき焼き定食」は、とてもすき焼きに見えた。
 よくある牛丼のようではなくて、すき焼きだと思えた。
 つまり、牛丼に豆腐を乗せただけのすき焼き」でなく、
 「すき焼き屋」のすき焼きのほうに似て見えたのだ。
 だったら、これが税込み1,980円になるのは当然だろう。
 実際に、食べたらきっとおいしいんじゃないの? 
 ずっとそういうことを思いながら、ぼくは生きている。

 この文には、学ぶべきことも役に立つこともない。
 それどころか、ひとつもおもしろくないかもしれない。
 だけど、なんだかここ数日間、「すき焼き定食」への
 未練な気持ちもあって、つい書いてしまったのである。
 どうなんだろうなぁ、実際に食べたらおいしいのかなぁ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
マスクメロンもいいけど、夕張メロンもおいしいよねー。


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