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【ゴルフ】

ショットとパットが絡み合い… “ラーメン女子”永井が2位浮上

2019年7月6日 紙面から

第2日、首位と2打差の通算8アンダーで2位に急浮上した永井花奈=戸塚CCで(神代雅夫撮影)

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◇資生堂アネッサL<第2日>

 ▽5日、横浜市旭区・戸塚CC西C(6513ヤード、パー72)▽曇り、24・5度、東2・9メートル▽賞金総額1億2000万円、優勝2160万円▽116選手(うちアマ3人)▽観衆6731人

 前日21位の永井花奈(22)=デンソー=が7バーディー、ノーボギーのベストスコア65をマークし、首位と2打差の通算8アンダー2位に急浮上した。3カ月ぶりに引っ張り出したパターと、原点回帰のウエッジ練習が快進撃の源だ。10アンダーの首位はペ・ヒギョン。永井と並ぶ2位にイ・ミニョンとキム・ハヌル(いずれも韓国)、7アンダーの5位に稲見萌寧(19)=都築電気=が続いている。

 前半のインコースを34で折り返すと、永井のパターが“魔法のスティック”と化した。2番で6メートルを沈めると、4番で5メートル、5番で4メートル、7番で7メートルとバーディーパットを次々に決めた。9番パー4では残り105ヤードの第2打をピッチングウエッジで1・5メートルにピタリ。8番以外の8ホールを1パットで仕留めてハーフ10パット。あっという間にリーダーボードの2番目に浮上だ。

 前週は予選落ち。その翌日にはすぐに辻村コーチとの練習で修正に取り組んだ。「4月に使っていたパターがとても転がりが良かった、という話になって。戻してみたらすごくいい感じ」。さらに、「今季はドライバーの飛距離ばかりにこだわっていたけど、持ち味のウエッジショットにフォーカスを切り替えた。100ヤード以内のショットを1ヤード単位で打ち分ける練習をしたら、アイアンショットも違ってきた」という。

 クラブ、コーチ、トレーナーなど環境を一新した今季。そろそろすべてがかみ合う頃だ。ラーメン大好きの22歳は「今週は新横浜泊まり。ラーメン博物館に行きたい」。17年のツアー初Vから1年半以上。ショットとパットがうまく絡み合い、2勝目を頂く。 (月橋文美)

 

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