小説投稿サイト擬人化   作:とく

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小説投稿サイト擬人化

ここは小説投稿サイト学校。

 

先生が言った。

 

「今月のアクセス数一位は、なろちゃんでした!」

 

なろちゃんは教壇に上がった。

 

「なろちゃんスゴーい!」

 

と皆は手を叩いた。

 

 

―――――――― 

 

休み時間。

なろちゃんが皆の中心でチヤホヤされているのを、端の方の席でアルちゃん、カクちゃん、マグちゃん、エブちゃん、ハメちゃんは見ていた。

 

「確かになろちゃんにはアクセス数では負けるけど」

 

と言ったのはアルちゃんだった。

 

「カクちゃんは、何て言うか……『正統派』だと思うな」

 

カクちゃんは顔を上げ、眼鏡をクイッとした。

 

「ありがとう、アルちゃん」

 

と微笑むと、

 

「アルちゃんも……正直、と言うか。

何て言うか……すごいと思う。

広告料をそのまま……」

 

カクちゃんはそこで口をつぐんだ。

あまりお金の話に持って行くのははしたないと思ったのだ。

 

アルちゃんは察して自分から話を移し、

 

「マグちゃんは、何か、新鮮だよね!」

 

「えへ……」

 

とマグちゃんは照れた。

 

「私、まだ皆に比べて『新参』かな、と思うから……。

頑張らなきゃって色々……」

 

照れた後、マグちゃんはハメちゃんを見た。

 

「ハメちゃんは『独自の道』を行く感じだよね!」

 

カクちゃんも褒める。

 

「ハメちゃんはスゴいよ。

アクセス数も多いし。

皆、『趣味』を楽しんでる感、良いよね」

 

「まあね」

 

とハメちゃんはクールに微笑んだ。

 

そのときスマホで小説を打ち込んでいたエブちゃんがポツリと言った。

 

「やっと、もうすぐで1000文字書ける……」

 

「あ。エブちゃんには確か、1000文字縛りがあるんだよね」

 

「それもシンプルで良いよね!」

 

「ないわよ」

 

「……え……」

 

皆が丸い目を向けるとエブちゃんはちょっと怒ったように

 

「もう『1ページ1000文字制限』、なくなったのよ」

 

と言うと、顔をプイと背けた。

 

そのとき、アルちゃんとマグちゃんが後ろからエブちゃんの肩に抱きついた。

 

「そうなんだ~知らなかった!」

 

「じゃあ、私。

1話が長い小説あるけど、エブちゃんにも重複投稿できるんだー!

やったぁ!」

 

「それもいいわね」

 

とカクちゃんが眼鏡をクイッとした。

 

「エブちゃんは女性の読者が多いもの……」

 

エブちゃんはマグちゃんとアルちゃんにイチャつかれながら、

 

「もぉ」

 

とつぶやいた。

 

「今まで知らなかったくせに!

調子良いんだから!」

 

クスッと微笑んだのはハメちゃんだった。

 

エブちゃんのキツい視線がハメちゃんに送られるとコホンと咳をし、

 

「ちなみに、私のところも。

オリジナルも結構あるのよ」

 

「えっ」

 

「結構アクセス数多いんだから。

底辺作家ならなろちゃんよりずっと多い場合もあるわよ」

 

 

――――――

 

なろちゃんは皆に囲まれながら、5人の方をチラリと伺った。

5人の話し声がところどころ漏れ聞こえていたのだ。

 

その話に、私もうかうかしていられないとなろちゃんが考えているとき、

 

「あ、そうだ。

なろちゃん知ってるー?」

 

と言う声で、なろちゃんは声の主を見た。

 

「もうすぐ、転校生が来るらしいよ!」

 

「え……」

 

「確か……ノベルア……とか何とか」

 

「そっか」

 

なろちゃんは微笑んだ。

 

「仲間が増えて嬉しいね」

 

 

 

 

〈終〉




読んで下さりありがとうございました。m(_ _)m

個人的にはちょっとなろちゃんに萌えました。
(優等生キャラ?)

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