アルモンテが１軍昇格　決定力不足解消へやるもんね！！

　ソイロ・アルモンテ外野手（３０）が１軍に帰ってくる。ロドリゲスが離脱したことで空いた外国人枠。与田監督は中止が決まったヤクルト戦後、「それはアルモンテを考えている。良い形で（打線）強化できればいいと思っている」と、勝負強い助っ人の昇格を明言した。

　アルモンテはこの日、ウエスタン・リーグのオリックス戦に「４番・左翼」でスタメン出場。第１打席は二飛、第２打席は一ゴロと２打数無安打。４回裏の守備から退いた。それでも状態に不安はない。４月２５日に外国人枠の兼ね合いで２軍落ちしたときは体の動きにキレがなかった。欠いていたキレが、今は戻ってきている。

　中日はチーム打率が巨人に続いてリーグ２位の２割５分８厘。一方で総得点の２８７点はリーグ最少だ。安打を打てども走者をかえせない。決定力を欠く現状を打破するために、アルモンテに白羽の矢が立った。

　指揮官は６日に昇格かとの質問に、「そうですね。今の時点で決定はしてないけど、そう思ってもらって結構です」と答えた。伊東ヘッドコーチは「（打順は）５番か６番だろうね」と言う。平田、京田、大島、ビシエドと並ぶ直後の５番か、ビシエドの後に高橋をこれまで通り据え、その後の６番を任させるかだ。

　右臀部（でんぶ）を痛めたロドリゲスは球宴明けから復帰できる見込み。同じタイミングで離脱するのがＲ・マルティネスだ。キューバ代表として国際大会に出場するため、球宴明け２戦目の阪神戦（ナゴヤドーム）が行われる１６日から１カ月ほどチームを離れる。合わせて１カ月半近く、外国人枠が一つ空くことになる。今回のアルモンテの１軍起用は、短期的なものではない。