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「戻ってこられ」ヒラメ稚魚放流 氷見市水産対策協

ヒラメの稚魚を放流する園児たち=氷見市阿尾で

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 氷見漁協や漁業者などでつくる氷見市水産多面的機能発揮対策協議会は四日、資源確保のため氷見漁協管轄の漁港でヒラメの稚魚を放流した。同市の阿尾漁港では、近くの阿尾保育園児十九人も参加し、元気よく「戻ってこられ」と声を掛けて成長を願った。

 漁協職員や地元の漁業者、就業体験中の西條中学校二年生らが手伝った。子どもたちは波打ち際で、バケツに入った稚魚を放していった。県農林水産公社滑川栽培漁業センターで育った八センチほどの稚魚で、来年の秋には二五~三〇センチほどになって水揚げされる。

 年長の木下巧真ちゃんは「ヒラメはヌルヌルしてて、小さくてかわいい。大きくなって阿尾の海に戻ってきてほしい」と話していた。

 漁協職員らはこの日、高岡市の太田漁港、氷見市の氷見漁港でも放流。五日にも三漁港で行う。二日間で計三万四千匹のヒラメを放つ。(小寺香菜子)

 

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